真田氏のふるさとを訪ねて。淳二と行く爆笑信州旅行
まず真っ先に向かった先は真田氏歴史館。
理由は簡単で急がないと閉まるからである。
早速入場料を払って中を見物。
大河ドラマで使われた鎧などが展示してあり、なかでも錦絵の類が面白かった。
|
|
| 大河ドラマ真田太平記で使われた鎧。親子三人分だ。 |
錦絵も、いろいろあったのだが、今回はこれをお見せしよう。
|
|
| 大坂夏の陣にて家康を追っかける幸村の図。 |
大阪の庶民にとって幸村はやはりヒーローなのだ。だからこうして講談や錦絵ではかっこよく描かれているわけだ。
「さっき見た幸村の絵はかっこ悪かったけどね」
そうか。じゃあこっちのこれを見てみろ。真田三代の絵が描いてるぞ。
|
|
| 幸村さん。 |
|
|
| 信之さん。 |
|
|
| 昌幸さん。 |
「父ちゃんの絵が…。確かにしわくちゃのサルかも…」
落ち込む淳二はさておき、ここには他にも真田郷の模型や真田軍の陣立て図、そして刀などの貴重な品々が展示されていて、かなり満足。
が、そろそろ小腹が空いてきた。
「確かに、おなか空いたねぇ」
ふむ、実はな、ここの隣においしいおはぎで有名なある真田庵という休憩所がある。
名物「真田庵おはぎ」を頂くことにしようじゃないか。
「おおっ、さすが兄ちゃん。賛成〜」
|
|
| これがその真田庵。 |
|
|
| 名物「真田庵おはぎ」 |
くるみあんとごまのおはぎ、非常にうまかったです。
付け合わせの小松菜と梅干しもおはぎの甘さを引き立てて非常によいマッチングでございました。
「…昼飯が貧弱だったから余計うまく感じる」
うむ、そうだな。
もともとここのおはぎをおいしく食すためにこそ、昼飯をあそこで食べたんだ。
「ほんと〜? なんかとって付けたような理由だな」
…淳二、旅というのはな、こうやってなんでもかんでもポジティブに考えるものだ。
でないと、じいさまとの旅なんてやってられないんだぞ。
「…なるほど、経験者は語る、か。さすが兄ちゃん」
真田庵での一休みの後真田氏館跡へ。
といっても真田氏館跡ってこの辺一帯の公園がそうらしい。
ちょっと歩いて行くとすぐに到着。
|
|
| 真田氏館跡の説明。 |
|
|
| 今はなんか神社みたくなってます。 |
しかし行ってはみたが、見所はあんまりなかったなぁ。
そうこうしていると4時を過ぎたので急ぎイストに戻り、今度は真田氏本城跡へ。
「兄ちゃん、なんか凄い坂だね」
そうだな。これは山登り以外の何者でもない。
なにせ、戦国時代初期のお城って大体攻められにくい山城だからな。
ここも山のてっぺんなのだろ。
急勾配の狭い道をえっちらおっちら登って行くと(車でだが)開けた場所と駐車場。
そこにイストを停めるがはて、真田氏本城跡ってどこ?
きょろきょろしているとBMWに乗っていたおっちゃんがあっちだよ、と教えてくれた。
「ありがとうございま〜す」
どうも、助かりました。
お礼を言って向かうとなんとも凄い景色が広がっていた。
|
|
| ここが本丸のあったところらしい。ホントに山のてっぺんである。 |
|
|
| 見下ろせば真田郷が一望できる。 |
いや、絶景かな絶景かな。それに天気も良くなってきた。
これも日頃の行いの賜物か、それとも淳二が晴れ男かのどちらかだろう。
「日頃の行いはありえないな。きっと真田三代の御加護だよ」
そう考えるのが一番幸せになれそうだ。
とりあえず真田氏本城跡をてくてく歩きまわる。
戦国時代の山城がどんな場所に作られたのかがよく分かる。
ともあれ今となってはお城があった痕跡はほとんどなく、ただ碑が立っているだけであった。
|
|
| なんか碑である。漢詩が書き連ねてあるが読める? |
というわけで、とりあえず景色にだけ満足して今度は長谷寺へ。
これもまた凄いところにあった。
ぐるーっと迂回して立体交差を通ってまたまた山登り。
到着した頃には時刻も5時近く強い西日がさしていた。
長谷寺はいかにも山寺って感じで、周りを鬱蒼とした木々に囲まれた静かなところでした。
|
|
| 西日射す長谷寺。 |
すでに人影もなく我々は看板を頼りにお寺の中へと入って行き、幸隆夫妻、昌幸の墓を発見。
早速お参り。
|
|
| 暗くて分かりにくいが、幸隆夫妻、昌幸の墓。(若干画像を明るくする補正を加えてます) |
にしてもほとんど日がささず、鬱蒼としたところにあるお墓だった。
こう言っちゃ何だが夕闇迫る時間に来るのはちょっとまずかったかもしれない。
「そうだねぇ、ちょっと怖いし」
うむ。今まさに逢魔が時って感じだ。
お化けが出る前に、奇麗な裏庭を通って我々は長谷寺を後にした。
次に向かう先が真田町最後の目的地、真田氏記念公園。
国道144号線沿い、真田町の入り口にそれはあった。
あったが、下手すれば気付かずに通り過ぎてしまいそうな、そんな小さな公園。
公園と言うより、ちょっとした道ばたである。
|
|
| 「真田氏発祥の郷」 |
ちなみにこの石碑の字は真田太平記などの真田物で有名な作家、池波正太郎氏の筆跡だそうだ。
あと、真田三代のレリーフ像もある。
容量の都合により、今回は幸村のだけ。
|
|
| 幸村さんのレリーフ像。 |
にしても、ホントにちっちゃい公園だった。
ともあれ、これにて上田市、真田町での目的はすべて達成。
「おおーっ、なんだかんだ言ってちゃんと明るいうちに全部まわれたね」
まぁ、そうだな。これも真田そばを我慢したおかげと言うわけだ。
「うにゅぅ…」
さあ、あとは本日の宿をとってある長野市へと行くだけだ。
時間も時間だし疲れたから、高速道路を通ることにしよう。
「了解っす」
今回はさすがに道を間違えることなく、無事に長野市へと到着。
そしてホテルまで一直線に進んでいたところ、カーナビに八幡原史跡公園の文字が…。
「兄ちゃん、これっていわゆる川中島?」
そうだ。本来は明日行く予定なのだが…。
やがて公園の駐車場のマークが見えてきた。
私は即座に右折。駐車場へと滑り込んだ。
「結局来てるし…」
まあ気にするな。善は急げと言うだろう。
「そういう問題か?」
そして私は真っ先にお土産屋さんに直行した。
「なにゆえ?」
…あった。
というか、いろいろあるじゃん。
しばらく吟味したあとで、私はいくつかのお土産を購入した。
「毘」の旗(でかいの)、「毘」と「龍」の扇子、「毘」の小旗、「龍」の小旗。
しかも「毘」の小旗を立てていた台座をおばちゃんにねだってサービスしてもらってしまった。
らっき〜。
|
|
| 「毘」の小旗。輪君が持ってるのはこんなの。 |
「そういえば兄ちゃん。前回の甲府のときは風林火山の旗を買ってなかったっけ?」
おっ、よく覚えていたな。
部屋に風林火山と毘の旗を両方飾るのが私の昔からのささやかな夢だったのだよ。
「……変な夢」
やかましい。
(ちなみに私は六文銭の旗もほしかったのだが、今日行った所にはどこも売っていなかったのだ)。
そんなこんなでお土産屋さんを出た我々は、川中島合戦にまつわる史跡(信玄と謙信の一騎討ち像、三太刀七太刀之跡の碑、執念の石、首塚等)を求めて公園を歩き、結構すぐに到着。
そして写真を撮影。
ちなみにもう薄暗く、撮った写真も分かりにくいので、今回は掲載はしない。
だが心配要らない。ここには明日も来るのだ。
「じゃあ。何のために今日来たのさ…」
ん、なんとなくだ。毘沙門天グッツもほしかったし…。
川中島の合戦についての講釈は次回のお楽しみってことで。
と、そろそろ暗くなってきたので観光も切り上げ、再びイストへ。
ホテルに向かう道中、信号待ちしていると左側にレストランが並んでいるのが見えた。
焼き肉食いてぇな…。
「え? なんか信州名物を食べるんじゃなかったの〜?」
淳二が文句を言うが、その時の私は名物より肉が食べたかったのだ。
そして決定権はハンドルを持っている私にある。
イストはふらふらと焼き肉屋さんへ吸い込まれて行った。
…すげー、うまかった。
「まぁ、確かに…」
淳二も納得したのでよしとする。満腹になったところで再びイストを駆りホテルに到着。
部屋に入って早速TVを付けたところ、なぜかガクトが伊達政宗について語っていた。
僕のヒーロー、なんだそうだ。
「真田幸村は?」
しらん。ガクトに聞いてくれ。
疲れていたので速攻で就寝、明日は早起きだ。
次回へ続く。