投稿小説だぜ

優輝少尉さま作

『戦え! FANG GUNNERS!』外伝

T・S・C物語

第6話


◇T・S・C勝負◇


◇1◇


猪狩から簡単に地区予選で勝ちあがったチームを説明を受けてから翌日。

いよいよ地区大会に突入。果たして富山代表に選ばれるのはどのチームになるのだろうか。

「これより地区大会を開催します! そして、トーナメントはこちら!!!」

前回猪狩達の地区大会で司会者をして人がハキハキした声で言う。

トーナメント

「…まさか、一回戦が第1試合と第2試合が同時に進行で浅野の試合が見れないんなんて…」

猪狩は溜息をつきながら『日本國軍突撃部隊』VS『Fin@l F@nt@sy』を観戦する。

「今思ったけど、ここって決勝で使ったフィールドだね」

悠木がふと猪狩に対して言う。地区大会は天候もあってか猪狩の父が建設したフィールドになったのである。

「そうだよ。よく気付いたな感心、感心」

猪狩は悠木に対して珍しく褒めてみる。

「これで汚名挽回だな!」

悠木は満足そうに言う。

「汚名挽回ではなく、汚名返上だ…」

猪狩は呆れながら言う。

「汚名返上だ!!」

宮本を除く周りにいた観客の人にまでもつっこまれる。

「あう…」

悠木は下を向いたまま黙り込む。

「(えっ、違うのか?)」

悠木が慎一を攻められてるのを見てふと思う。ここにも馬鹿が1人いた。

「…浅野達の試合を見ないのか?」

宮本は猪狩に対してクールに質問する。

「見たいがこの試合に勝ったほうが俺達の対戦相手だからな(それに精鋭偵察隊でいつでも試合結果わかるからな)」

猪狩は宮本の質問を素早く返答すると同時に猪狩の直属の偵察隊がいるということが判明する。

雑談をしていると章吾達は相変わらずFFZの衣装で登場する。また、先頭は通常どおり章吾と綾香である。

「あれ? シ@こと勝利がいないな。代理に@レッドのコスプレをした人が入ってるな」

慎一は入場を終えた章吾達の今回のメンバーを見てふと猪狩に向かって言う。

「少しは鋭くなったようだな」

猪狩は慎一に対しては悠木と違って褒める態度はそっけない。そして、今回でない理由を説明する。

「勝利はなぜか室内だと方向音痴になるから今回は代理の人が入ってる」

猪狩は慎一達に説明する。そんな、説明をしていると試合が始まった。

「「「「「「天皇陛下万歳!!!」」」」」」

『日本國軍突撃部隊』のメンバーは叫びながら日本兵のリーダー(以下リーダー)が先頭になって全速力で走りながら山のルートへ全兵力を集中する。

「(やっぱりそうきたか…)」

章吾は『日本國軍突撃部隊』が山ルートを通るのをスタート地点付近から見計らって裕美にハンドシグナルでフラッグ奪取の合図を送る。

「(了解よ)」

裕美はハンドシグナルを見ると全速力で走る。裕美は陸上部に所属している為に走るはチーム1速いのだ。また、相手の作戦がわかったいるので裕美は装備をすべてスタート地点ではずしている。もちろん手裏剣もである。

「(計算通りだな)全軍突撃!!!!!」

リーダーは不適な笑みをこぼしながら指示を出し、三十八式歩兵銃を構えながら山ルートから下って草むらに突入する。当然、章吾は相手の動きを見ながら動いているので章吾達は迎撃体制で迎えうつ。数分後

「(いくかな…)」

@レッドはとんでもない数の弾を草むらに撃ち込む。銃はキャラのまんまで腕がマシンガンのようなものである。

「天皇陛下万歳!! ヒット…」

日本兵(三等兵A)がヒットする。

「そこだ!」

@レッドは草むらで敵の位置を予測して確実に仕留める。

ババババババババババババ

「た、拓也…ヒット」

日本兵(三等兵B)は息子の名前を言いながら力尽きる日本兵をなりきりながらヒットを宣言する。この2人はさきほどの全速疾走で息切れしていたことや誰がみても草が揺れていたので位置を悟られたのであった。

「…」

この様子をみて観客は完璧にひいた。

「(自分の名前を出すなよな…)」

猪狩はデータで名前を知っているのでふと思う。

「「(馬鹿だろ…)」」

慎一と悠木は揃って思う。この2人に馬鹿と言われるとは哀れである。

「…」

宮本は相変わらず無言である。ちなみに開始と同時に雛姫はトイレで行っているので現在ここにいない。

『日本國軍突撃部隊』の日本兵が2名が戦死(ヒット)する。

「バ@ッドのコスプレしている奴、俺の銃の火力より上じゃないか?」

悠木はこの『日本國軍突撃部隊』の日本兵2人を仕留めたのを見てふと漏らす。

「ああ、名前は山崎拓真(やまざきたくま)か。そうだな、ただ構造が腕からタンクからホースのようなもので銃に繋がっているから移動は難しいだろうから機動力に関しては悠木のほうが有利だ」

猪狩はバ@ッドについて悠木に説明をする。

「作戦変更、作戦Cに移行する!!!」

リーダーである日本兵の格好をした人が叫びながら指示を出し、残った兵力でかく乱作戦にでる。

「俺としたことが…ヒット」

前線の茂みで潜んでアンブッシュしていた○ィンセントは『日本國軍突撃部隊』のメンバーの集中攻撃で仕留められる。

相変わらず活躍できていないし、前回の話でも一度もでていないからおそらくT・S・C物語で1番影が薄いキャラである。

「(ほっといてくれ、俺は作者にまでにも忘れられてたよ…)」

悲しげにセフティーゾーンに向かいながら歩きながら思う。

「(リーダーを警戒してたらカバーできなかった…)」

章吾は舌打ちをしながら思う。

「(次はあの邪魔なマシンガンの阻止だな…)」

リーダーが近くに潜んでいた日本兵(上等兵)に@レッドの気をひくようにハンドシグナルを送る。そして、自分は章吾に位置をばれないように慎重に左に回り込む。

「単発のくせに…ヒット」

舌打ちをしながら防御の要であった@レッドがリーダーの作戦でヒットしてしまう。

「これで安らかに誇って靖@へ行ける…ヒット」

上等兵の階級である日本兵が@アリスこと恵理の援護でヒットしてしまうが@レッドを仕留めることに成功するリーダーの日本兵。

「(上等兵がやられた? 田中とあの女(綾香)の他に何処に潜んでいやがるんだ)」

リーダーは警戒をさらに強める。恵理の狙撃はVSRー10に標準装備されているサイレンサーの効果によって気付けなかった。そのぐらい効果は高いのである。

「(フラッグを守る為に防御が固定されて動けない為にかく乱されている…)」

章吾は焦っていた。状況は戦力差は1人なのだが迎撃態勢を組んでいながら両者が膠着したからだ。そして…

「「(茂みで想像以上に前に進めず時間は予想以上に掛かっているがそろそろ決めねば…)天皇陛下万歳!!!!!」」

最後の生き残りであるリーダーと副リーダーの日本兵がフラッグをはさむ形で息のあった特攻をしかける。猪狩はそのとき、2人が体に手榴弾のようなものを体にまきつけているのにふと気付いた。

「(いつから装備した?)」

猪狩はふと思う。っと同時に

「(くっ…)」

「(やばいかも…)」

「(私は位置がばれてないみたいだけど、ボトルアクションじゃ…)」 章吾、綾香、恵理は同時に想像以上の抵抗と茂みからの奇襲で戸惑っていただけに嫌な予感がしていた。

「(当たってくれ…)」

章吾は自分に向かってくる日本兵リーダーに向かってフルオートで迎撃する。

「うぉ〜」

日本兵のリーダーはとっさにプローン(伏射)になって紙一重で回避をして章吾を仕留める。

「嘘だろ…ヒット」

唖然の章吾。一方綾香は

「当たりなさいよ!!」

綾香は左手に持っているクルツでで副リーダーを迎撃してヒットさせる。右手のクルツは弾切れを起こしていた。

「我等に勝利を!!!!!

リーダーは素早く立ちあがり、フラッグを取るよりも副リーダーを仕留めた綾香を叫びながら背後からの撃墜する。

「痛っ、(嘘、章吾がやられるなんて…)ヒット」

綾香は悔しいそうにヒットコールする。

「嘘だろ(汗」

悠木はこの光景を見てつい声に出す。

「俺の特許が…」

慎一は自分だけしかできない大技っと思っていたのでショックをうけたようだ。どちらもまぐれだと思うのだが…

「(勝負はついたな…)」

猪狩は冷静に戦局を見極めて思う。

「勝ったな…」

『日本國軍突撃部隊』は勝ったと確信して生き残ったリーダーがフラッグをとろうと手を伸ばしたが…。

パスっという音とともに服に着弾する。

「警戒していたがそこにもう1人いたのか無念…ヒット」

恵理が丘の辺りに潜んでいて章吾の援護に間に合わなかったが冷静に狙撃してリーダーを仕留める。しかし…

「フ、フリーズお願いします…」

弱気な日本兵(三等兵)が南部式を片手にフリーズコールを宣言する。三十八式騎兵銃は何処かに置いてきたようで持っていない。

「(嘘、いままで何処にいたのよ…)ヒット」

恵理はフリーズコールを了承する。反撃を考えたがサイドアームを携帯してなかったのとさきほどリーダーを仕留めたときに1発撃ったのでコッキングしないと反撃が無理だったからである。

っと同時に試合終了の笛が鳴る。

「試合終了!!!、勝者『Fin@l F@nt@sy』」

司会者がハキハキした声が会場につつまれると同時に拍手につつまれた。

「「えっ?」」

慎一と悠木は戦局を把握できていないようだ。読者のみなさんはなんでかわかりましたか?

「(なんとかもってくれてよかった…。)」

裕美は少し息を切れながら思う。そう、ユフィは茂みによって蛇行しながらもなんとか陣地からフラッグをとったのだ。

「もう少し俺に勇気がればな…」

恵理を仕留めた日本兵(三等兵)は独り言を漏らした。実は草むらに突撃した後に先頭に立つのが怖くて一歩も動けずにいたのだがたまたま恵理を見つけてひっそり近寄ってフリーズコールをしたのだ。

「(良い試合だった)」

猪狩は表情はポーカーフェイスであったが心からそう思っていた。

「良い試合だった。そして、最後までよく頑張ってくれた」

リーダーは章吾と握手した後にチームのメンバーに対して最後をしめた。



◇2◇


『日本國軍突撃部隊』VS『Fin@l F@nt@sy』が始まってから数分後に『地球防衛ケ@@分隊』VS『チーム☆ジオン公国』の入場が始まった。原因は入場曲を流す機械の調子が悪かったからである。

舞台裏

「もうしわけありません」

若手の男性大会スタッフが頭を下げて先輩の大会スタッフに謝る。実は機械の調子が悪くなったのはこの人が原因である。

「まったく…」

先輩スタッフが呆れながら言う。そして入場曲(全国無責任時代)をいれる。

「ケ@ロ分隊、ぺこぽん(地球)を守るであります!」

ケロ@のコスプレをした人(以下ケ@ロ)が最初に登場して観客に向かって言う。

「す、凄い。ただのコスプレでなく声をマネできるなて!」

浅野は入場ゲートから感心しながら言う。

「何だあれ?」

武藤はこのネタは知らないようだ。マニアックネタに詳しい方なら100%理解できるネタである。

「軍曹さん、軍曹さん。待ってくださいよ!」

タマ@のコスプレをした人(以下タ@マ)がケ@ロに続いて慌てながら登場する。

「おい、タ@マ二等兵。伍長より前にでるとは何事だ!! 目をくいしばれ!!!」

ギロ@のコスプレをした人(以下ギロ@)がタマ@に喝をいれながら登場する。

「クークックック。そんなに怒鳴らなくてもいいんじゃないか?」

ク@ルのコスプレをした人(以下クル@)が怪しげに登場する。

「馬鹿ガエル、なんで私まで分隊のメンバーなのよ!!!」

夏@のコスプレをした人がリーダーのケ@ロに対して言う。

「夏@たん萌え〜」

危ない男性陣からそんな声が飛んでいた。

「まあまあ夏@殿、気にするでないでござるよ」

最後にド@ロが仲裁に入って言う。

っとそこから観客席から

「おじさま、頑張って!」

モ@のコスプレをした人が声援を送る。

「お姉ちゃん頑張って!」

冬@のコスプレをした人も声援を送る。

「冬@きゅん?」

「モ@たん?」

ショタコンのお姉さん達と危ない男性達が敏感反応した。つまり、この2人も声のマネができるのだ。

その後、浅野達が入場する。

「このキャラの固定のあかつきにはケ@ロ分隊など叩いてくれるわ」

ド@ル・ザビのコスプレをした南が@ャア部下からキャラを変更して登場する。表情からは自信が溢れていた。

「…(南とのじゃんけんに負けたからな)」

相変わらずただの@オン公国の兵士のコスプレをした東が無言で愚痴を思いながら登場する。言い忘れたが黒星達は家の都合で欠場である。

「勝利の栄光を君に(黒星達が抜けたのは痛かったな…)」

浅野は@ャアのセリフを言いながら陣内と2人で登場する。本音は苦悩に満ちていた。っと同時に浅野はゲート入り口に再び戻る。

「さて、わたしには@ラァほどの素養があるかどうか」

「やってみます大佐」

前回の話で登場したラ@ァこと羅菜がさきほど戻った浅野と一緒にセリフを言いながら登場する。すると…

「ジオン公国繁栄の為にこのガンプラもらっていく!!」

@ナベル・ガトーのコスプレをした武藤が観客席から登場してガンプラの箱を何個か持ちながら言う。箱には丁寧にもある人物の名前が書いてある。

「わ、わがはいのガンプラを返すであります!!」

ケ@ロは武藤に向かって叫ぶ。実は最後に両チームが協力してネタを仕込んでいたのだ。

「馬鹿、馬鹿しい。こんなチームが勝った方が俺様達の対戦相手なのか熊島」

跡島が呆れながら熊島に対して言う。

「ウッス…」

「おもろいチームやな」

跡島の『帝王学院サバゲー部』に所属している関西弁の男性がこの入場を見てふと言う。

「ダセェな。激ダサだな」

同じく『帝王学院サバゲー部』所属の帽子のつばを逆にしている男性が言う。

「(猪狩の注意人物の跡島と熊島って言ってたけど、他の4人も相当の実力者ね…)」

さきほどトイレに行っていた雛姫は本当は猪狩達のところへ戻るつもりがフィールドを間違えてきたのだが『帝王学院サバゲー部』の実力を悟る。

そして、互いに握手をして試合が始まる。

互いに3方向(右、中央、左)に2人1組でバディーを組んでお互いカバーしながら前進しくというシンプルかつバランスのいい攻めをする。

同じ作戦だけに勝負は膠着したのであった。勝利は技術、根気、運の3つの要素で決まることになる。

『日本國軍突撃部隊』VS『Fin@l F@nt@sy』の試合が終盤にさしかかる頃に戦局は一変した。

「チッ、ヒット」

左のエリアで戦闘していた武藤はキャラのなりきりを忘れてヒットを宣言する。なぜなら、木にはねかえった弾がたまたま当たってしまって相当悔しい気持ちで一杯だったからである。

「クークックック」

ク@ルはAK−47メタルフレーム装備でフルオートで南に動きを封じる。その間にギ@ロが南が隠れている茂みに近寄る。

「やらせはせん、貴様ごときにやらせはせんぞ。ジオン公国に栄光あれ!!」

南は最後にフルオートでの抵抗したもののむなしくギ@ロによってヒットする。まさかの2対2の戦いで武藤、南コンビは完敗し、左のエリアを鎮圧したギ@ロ、ク@ルコンビは前方と側面を被らないように互いにカバーしながら前進していく。

同時刻右エリアにて

「(左エリアが破られたならもう敗北しかないな…)ガル@、聞こえていたら生まれの不幸を呪うがいい」

武藤のヒットを無線でひろって悟り、浅野は無線で陣内に言う。

「シャ@謀ったな、@ャア」

東がヒットして2対1で不利な状況でどう打開するか考えいたときに浅野からの無線がはいった。っと同時に敗北が近い事を悟り浅野に対して応答する。

「君はいい友人であったが君の父上がいけないのだよ。フハハハハハ」

浅野は陣内が不利な状況だったことを無線からのフルオートで木に当たられているのに気付いて最後に無線で陣内に特攻の合図を無線で伝える。

「ジオン公国に栄光あれ!!」

陣内は夏@とド@ロのいる草むらめがけて特攻をしかける。

「ヒット!!」

陣内は満足そうに言う。夏@は陣内がフルオートで向かってくる中、冷静に仕留める。こうしいて右エリアの戦いが終結し残るは浅野と羅菜の中央エリアだけになった。

「危ない大佐」

羅菜は浅野が陣内との無線でよりとりをしているときにタ@マが浅野に銃をむけているのに気付いて援護が間に合わないのでかばいヒットする。

「チッ」

浅野は舌打ちをしながらタ@マを仕留める。

「ヒットです…」

タ@マは悔しいそうに言う。

「フリーズであります」

ケ@ロはビ−ムラ@フルのような電動ガンを構えながら浅野がタ@マに気をとられているうちに背後からフリーズコールをする。

「(いつから盾持ってたんだ?)」

とある観客の男性がふと思う。

「いまのわたしにはケ@ロを倒せん。ラ@ァわたしを導いてくれヒット…」

浅野は最後の最後までキャラになりきり、ケ@ロのフリーズコールを了承する。こうして勝ちあがったのは『地球防ケ@ロ分隊』であった。

@ンダム世代の観客から拍手が浅野に送られた。

「(さて、綾香達の試合が終わったかしら?)」

雛姫は試合終了後、『T・S・C』控え室で準備をするために戻る。

「サバゲー中までもネタを出すとは敵ながらあっぱれであります」

ケ@ロは最後に浅野向かって声真似で言う。



◇3◇


『T・S・C』控え室前。(作戦立案が終わった後)

「猪狩には許可もらってないけど約束通りやるわよ!」

雛姫は吹奏楽の用事を終えた四十間に対して言う。

「わかったよ…」

四十間はしぶしぶ控え室に入って着替える。

「…俺もなのか?」

宮本がふと雛姫に対して言う。そして、四十間同様に着替える為に控え室に入る。数分後…着替え終わって2人が出てくる。

「四十間、意外と似合ってるわね。涼二素敵よ〜♪」

宮本と四十間に向かって言う。

「そ、そうか…(絶対クラスでネタにされるな…)」

自分だけでないのから打ち上げの帰りに雛姫が提案した内容を了承したがここへ来て少し後悔していた。

「さて、私も着替えるから〜♪ 覗いたらわかってるわよね?」

雛姫は2人に最高の笑顔で言って控え室に入っていく。

「…」

2人は覗く気は最初からないのだが(悠木、慎一ならありえるが)この提案を断ったらだめだとあらためて痛感する。

一方、猪狩達はこのとき入場ゲートの中で待機していた。

「(ブーイングの可能性があるから宮本と雛姫を先頭にしたかったが雛姫には逆らえないからな…)」

猪狩は溜息をつきながら思う。

「『T・S・C』入場のスタンバイお願いします。残りの3人は遅れてくるとのことですのでさきに入場お願いします」

大会スタッフの人が猪狩に対して言う。

「(いやな予感がするが宮本がいるから大丈夫かな)しかたない…行くぞ!」

猪狩は慎一と悠木をひきつれてメリッサの曲に合わせて入場する。

「あれ?」

「えっ?」

「うん?」

猪狩の予想どうりに観客からブーイングなどざわめき始めていた。そこに…

「@ラ・ヤマトいきま〜す!!!」

メリッサの曲が止まって@ラの声優のボイスが流れ、しかも@リーダム発進のBGMが流れながら四十間は全速力で走って登場する。

「「「…(雛姫か)」」」

先頭に登場していた猪狩達は唖然と同時に犯人の名前が頭によぎる。

「おぉ!!!」

観客からは意外と好評で四十間との衣装が予想衣装に似合うのでびっくりする。

「その手があったのか…」

浅野は負けた事を後悔してふと漏らす。ただし一部で

「こんな背の低いのはわたしのキラきゅんじゃない!」

キ@の女性ファンからこんな声が飛び交った。

「@スラン・ザラ、セイバー発進する」

宮本は四十間同様にボイスとBGMが流れつつ、走りながら登場する。すると…

「アスラ〜ンv」

雛姫は@ーアのコスプレで宮本に抱きつく。

「…」

宮本は表情は変わっていないが内心困惑していた。

「なによあのアマ!!」

「宮本きゅんがかわいそうよ!!」

「離れなさいよ!!」

宮本ファンクラブから大ブーイングが起こる。っとそこへ『Fin@l F@nt@sy』の入場するがいつもの入場曲とは違う。

「この曲は…」

ミー@…じゃなかった雛姫は敏感に察知する。 「いぇ〜い!」

綾香はFF[のリ@ア、裕美はFF[のセルフィのコスプレで2人揃って観客に向かってVサインで登場する。

「@ィファの綾香もいいけどリ@アの綾香も萌え〜」

危ない男性陣の声が観客席から飛び交った。

「…」

「行くわよ」

章吾はFF[の@コール、恵理は控えめな性格から一変して強気の@スティのコスプレで無言で登場する。表情は宮本みたいに冷静で無愛想である。

「(どうせ俺は影が薄い…)」

@ィンセトから@ーバァインに変わったのだが相変わらずさきほどの事をまだ気にしている。

「気にするなよ(汗」

@レッドからFF[の@ルに変わって@ーヴァインを慰めながら登場する。

「可愛そうだからデータ言ってあげよう。雨宮健次郎(あまみやけんじろう)俺と同じ正義学院高校で2年生。五十嵐と同じアメフト部所属していてポジションはレシーバー」

猪狩はPCの画面に向かって今まで名前が出ていなかった@ーヴァインのデータを言う。

「(何処見てるんだ?)」

四十間は猪狩の独り言にふと思う。っと入場が終わって互いに握手を交わして『T・S・C』の試合が始まる。

同時に『地球防衛ケ@ロ分隊』VS『帝王学院高校サバゲー部』の試合が始まった。



◇4◇


今回猪狩達が準決勝に使用されたフィールドは主に広い小山が2ヶ所あり、フィールド全体は森林が颯爽と生い茂っているが視界がよく相手フラッグまで見える。

『T・S・C』は2人1組になるようにバディーを組んで全速疾走で前進、『Fin@l F@nt@sy』は隣の人と何十メートル間隔で距離を保ちつつ一列で全速疾走で前進、そして射程範囲とされている20〜30M付近になると木の影に隠れて銃撃戦が始まる。

猪狩組

「(五十嵐から慎一へ貸したファマスを借りて正解だったな)」

猪狩はそう思いながら3点バーストで裕美と章吾を狙う。

「(危なかった…それにしても猪狩が電動ガンなんて信じられない…)」

裕美は一瞬当たりそうになるがなんとか木の影に隠れて思う。

「(データ分析だけでなく、ここまで正確な射撃できるなんて…」

章吾は冷静に判断して木の影に隠れて思う。

「(兄貴とマガジンが共通だから無駄撃ちは避けないとな…。そうそろだな)」

慎一はいつもと違い真剣な表情であると同時に不適な笑みを浮かべる。

「(重い…)」

山崎はタンクを抱えながら一生懸命走っている。

「こういう場面は支援が重要なんでね〜♪」

悠木は射程内にはいると得意げにフルオートで雨宮と章吾に威嚇射撃をする。

「狙わせなんだから〜♪」

雛姫は恵理に向かってフルオートで射撃する。

「(しまった、策にはまった…。)これは綾香頼みだな…」

章吾は止む終えず木の影で射撃を止むのを待つと同時に自分の無力差を感じる。

「(雛姫ってサバゲーになるとほんと容赦ないわよね…)」

恵理は伏射(プローン)で短い茂みで潜んでいたが止む終えず下がる。

「(ハンドガンって厳しいな…)」

雨宮は気休め程度であるが牽制にはなるのでハンドガンで恵理を援護する。

「○スラン、援護頼むよ」

四十間はすっかりキ○気分で恵理と綾香のいるところへ少しでも前に出るためにフルオートで恵理と綾香に向かって前進する。

「…」

宮本は心の中では呆れていたが冷静に2人が四十間を狙うの阻止する為に正確な射撃をする。

「負けないんだから」

綾香は四十間に右手のクルツで、左手のクルツで宮本にフルオートする。

「(なんとか上手く前に出れたな)」

四十間は少しだけであるが前進に成功する。そのときである。

「本当(マジ)かよ…ヒット!!」

猪狩、悠木、雛姫のチームワークで慎一をフリーにして章吾を仕留める。

「痛っヒット!!」

猪狩は慎一を狙おうとした裕美を冷静な判断でヒットする」

「(計算通り、だが俺達の『T・S・C』本当の実力はこんなもんじゃない)」

猪狩は真剣な表情で戦局を見て思う。

「山崎は俺に任しとけ!」

悠木はまだ戦闘態勢にはいっていない山崎にむかって容赦なくフルオートする。

「うわわわ…」

山崎は見事に慌ててこける。

「フラッグ奪取!!」

慎一はファマス手にもったまま全速力で走る。

「…悪く思うな」

猪狩は容赦なくこけた山崎の背中に単発で撃って仕留める。

「ヒット」

最後の最後で見せ場のない山崎である。

「単発で私に立ち向かえるかしら? フフフ」

雛姫は恵理と雨宮を完璧に制圧する。マガジン補充(リロード)も手早い。

「(数的優位なのに…)」

恵理は悔しそうに思う。

「(俺が電動ガンなら…)」

雨宮は自分の無力差を感じる。

「(横取りはまずいから横にでもまわりこむかな)」

悠木は雨宮の横を取るためにゆっくり移動する。

「最後まであがくわよ」

2挺のクルツで四十間と宮本を牽制する。

「(援護だけに実は俺達おとり。目立つしw)」

四十間は完璧に綾香の気をひいて周りの状況を把握させない。そして…

「試合終了!!勝者『T・S・C』」

司会者のハキハキした声が響き渡る。慎一が観客席にフラッグを掲げている。

「完璧なチームワークの勝利だな熊島。だが勝つのは俺達帝王サバゲー部だ」

跡島は準決勝を余裕で勝利収めたようだ。

「ウッス」

次回、ついに富山大会の優勝が決まる。T・S・C決着、お楽しみに〜♪



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