投稿小説だぜ

優輝少尉さま作

『戦え! FANG GUNNERS!』外伝

T・S・C物語

第三話


◇T・S・C始動◇


◇1◇


紅白戦を終えた『T・S・C』の面々の翌日は、いつもどおり学校に通って地区予選に向うはずだった…。


雛姫の家、紅白戦があった日のPM8:00

プルルル、プルルル。

雛姫が部屋の中で、ベッドの上に座って友達とメールをしている最中に、家の電話が鳴った。

「太一、出てくれない?」

雛姫が弟に出るように優しく呼びかける。

雛姫太一(ひなきたいち)。雛姫家の長男だが小学校1年生。

誠実で純粋なのだがドジばかりする男の子。

当然…

「お姉ちゃんが出てよ! 夕食のしたくでお母さんもとれないんだから…」

説明したそばからドジって皿を割る太一。でも優しい母は、笑って許す。

こんな家族の中で、どうしてこんなにも捻くれた性格が生まれるのだろうか。

「(またドジって…)もしもし雛姫です」

太一のドジさにあきれつつ、普段どおり日本語で電話をとる雛姫。

「父さんだが、急な用事ができて日本に行けなくなった。だから、明日からこっちに2週間の間でいいから、来ないか? もちろん学校やお母さんにも許可はもらっている」

FBIの所属している父の突然の電話(英語で)である。

「明日!? お母さんから聞いてないわよ!」

突然のことに戸惑いながら言う。もちろん父は、日本語をまったく知らないので英語で話す。

「あれ…。聞かなかった?」

なんで戸惑っているのかが不思議に思いながら英語で話す父。

「ちょっと待ってて」

そう言って雛姫は、保留ボタンを押した。待ち受け曲であるエーデルワイスが流れる。

「お母さん、明日アメリカへ行くってどういうこと?」

雛姫が母に質問する。

「あら? 言うの忘れてたわ」

ど忘れしていたようだ。

「お父さんにまた、会えるの?」

太一が父に会ったのは、覚えているなら小学校の入学式だけである。

「そうよ。準備しなくちゃね」

のん気に、そう笑顔で言う母。

「もう…(猪狩には、悪いけど地区予選参戦無理だわ…)」

いつもマイペースで優しい母にあきれつつ言う雛姫。そして、サバゲーのことについてふと思う。

このあと雛姫は、猪狩の携帯で連絡をいれるのだが…。

「いつまで待っていればいいの?」

忘れられた父(笑。


五十嵐の家。こちらも雛姫と同時刻に電話が鳴る。

ピリリリ、ピリリリ。

ピリリリ、ピリリリ。

「はい。五十嵐です」

部屋で腕立ての最中だったが、電話のベルが聞こえたので、筋力トレーニングをやめて電話をとる。ちなみに352回目。

両親は仕事でいないし、祖父は寝ているからだ。

「正義学院高校の土岡だが。レイか?」

電話の相手は、担任の先生のようだ。

土岡隼人(つちおかはやと)。年齢30代後半、子供もちの父親。

野球部の顧問の為、宮本や悠木などが野球でよくお世話になっている。(いつか外伝で出るかも…)

髪型はボーズで、顔も声と同じくごっつい。

その為、陰でほとんどの生徒から、ごっつというアダ名で呼ばれているのだ。

「急で悪いが、お前にアメリカ留学の話が持ち上がっているのだが、どうだ?」

単刀直入で言うごっつ…じゃなかった土岡先生。

「本当ですか?!」

五十嵐はアメリカの留学の嬉しさで速攻“大丈夫です!!”と返事をしたが、電話が終わった後ふと思った。

「あっ…地区予選、地区大会もでれない!!! まいったな(汗…」

留学は、1ヶ月の予定ということだったのだ。

こうして雛姫と同時刻に猪狩の携帯に電話をかける。だが、運悪く話し中だったので何回が互いに掛け合うも、結局明日連絡することにした2人。


五十嵐と雛姫の出来事の30分後。PM8:30…四十間の家。

「こんばんは」

そう言って誰か四十間家を訪れる。その人は、アニメでたとえるなら、ちびまる○ちゃんのまる○君である。

「はい」

そう言って四十間の母が台所から出てくる。四十間の母は、専業主婦で地域の母親クラブに所属している。ちなみに父は、会社のサラリーマン(猪狩のデータより)。

「あの〜四十間君いますか?」

訪れてきた誰かは、四十間の母に向って丁寧に言う。

「輝羅、輝羅」

二階の階段から呼ぶ四十間の母。

「は〜い。今いく!」

そう言って四十間は階段をおりて玄関へ行く。

「四十間君。約1ヶ月後の演奏会でてくれないか? トランペントの演奏者が利き腕を骨折しちゃって…頼むよ!」

吹奏楽部の部長が家に突然訪ねてきたのだ。

「えっ(汗」

突然のことで戸惑う四十間。

「頼むよ四十間君」

頭を下げて頼む部長。

「…(でも、トランペントできるの俺しか他にいないからな…)わかったよ。高橋君」

OKを言う四十間。

「ありがとう助かるよ!!」

礼を言う部長。

「ところでいつなの演奏会?」

四十間が質問する。

「えっと・・・○月×日だよ。じゃあ」

少し考えながらもそう言い残し横戸を閉めてすぐに帰る部長。

「×日か…それって地区大会の日だったような…まあいっか!」

すたこらと自分の部屋に入り、今日の授業で出た宿題を勉強する四十間。意外と勉強熱心である。

チーム戦力がバラバラになってしまうという絶体絶命の道を辿る『T・S・C』だったのだが、まだ猪狩は知らない…。



◇2◇




正義学院高校正面門

「よし、いつもどおりだな」

そう言って猪狩が左手の腕時計を見る。ちなみに時刻は、AM8:00。

まあ、朝からリムジンで登校は迷惑がかるという判断で、いつも1時間早く出ているようだ。

あと1時間は、勉強の予習と復習をいつもやっている。

「ふぁ〜眠い…毎回この時間帯本当に勘弁してくれないか? 兄貴と違って俺は、夜間練習で疲れてるんだよ!」

猪狩に眠たそうに話しかけているのは、猪狩慎一。

「猪狩慎一、俺の弟。また、俺の頭脳系、女性嫌いとは対照的で、大の女性好きで運動系。女性好きをいかしてデータをいれさせたのだがストーカーにならないか不安要素あり」

猪狩が読者の為にデータ論を披露する。

「余計な事言うなよな! 俺のファン減るだろ(怒」

初登場でずうずうしいのも兄と対照的である。

AM8:20、3年11組

「おはよう!」

猪狩に向って元気良く挨拶する五十嵐。

「おはよう!」

参考書を広げながら返事する。

「やるぞ! 五十嵐」

慎一が五十嵐になぜか笑顔で言う。

「おっしゃ!!」

安波がその声に反応して言う。

「やるのか…。安波真治(やすなみしんじ)、お笑い芸人をめざしていて五十嵐と俺の弟を巻き込んでいる。クラスのムードメーカー…一応」

溜息をしつつ安岡のデータを小声で紹介する。

「ドンドン」

五十嵐が太鼓を叩く真似をしながら言う。

「でたでた」

安波が両手をピースで前にだしたり、引いたりしている。慎一は、どっからともなく紙ふぶきをだしてまいている。安○大サーカスのパクリである。

「パクリ…」

猪狩がつい漏らす。

「むむ…ならばこれだ!」

安波が少し考えて腕を組みつつ言う。そしてネタの準備をする。そして…

「俺だけでしょうか、データとったり、覚えているのは犯罪だと思う…」

だい○ひ○るの口調で安波が言う。

「それもパクリだ!!(怒」

猪狩は、パクリ&自分ネタで腹が立ったようだ。

「ちゃっかり俺もじゃん!(怒」

どっからともなく慎一がハリセンで全力で叩く。黒色のフレームの眼鏡がぶっとぶほど…。

「ぷっ…」

さすがにハリセンがどっからでてきたのか! っというツッコミがしたいのと安波の叩かれぷりで笑いをこらえられずもらす。

「よしうけた!」

安波が猪狩の反応で喜びながら言う。念の為に言うが朝早いのでクラスに4人だけである。

「そうそう、猪狩。俺がまたアメリカ留学もちあがってるらしいんだよ〜♪」

五十嵐が嬉しそうに猪狩に昨日のことを話す。

「へぇ〜そうか…ってちょっと待った!! それじゃサバゲー不可能の確率80%じゃん!!」

猪狩が五十嵐の話しに対して驚きながら言う。

「だね…まあ、変わりに慎一でもいれろよ! ファマスを二挺貸してやるから!」

五十嵐は、どこか少し残念そうに言う。

「そうだな。頑張れよ!」

五十嵐にとって英語留学はめったにないチャンスなので、猪狩はそれを配慮した返事をする。

「サバゲー経験0だぞ一応…」

慎一は、PCにむかってなぜか言う。

「安心しろ、夜に猛特訓だから」

猪狩は、ふてきな笑みで言う。その後沈黙が続く・・・。

「…雛姫からのメールだ。父に会いに行って地区予選出れないそうだ」

宮本が突如クラスに入ってきて猪狩に告げる。

「「本気(マジ)で?」」

猪狩と五十嵐は、あまりの突然の戦力が減るピンチに驚きながら言う。その反応になにがなんだかわからない宮本。

「かくかくしかじか。だからよろしく! 学校一人気の宮本君」

慎一がわかりやすく宮本に説明する。

「まったく…」

宮本が函館にいる歴史マニアの男のようなやれやれ顔で言う。

「(こりゃ…上杉さんにSOSしなきゃ駄目だな…)」

チームの危機に重要人物の力を借りる事を悟ったのであった。このあと宮本を巻き込んでさきほどの紙ふぶきを掃除したらしい・・・。

こうして普段どおりの学校が終わり、1週間経ってついに地区予選が始まる!!

「(俺…こんな登場だけで終わってたまるか!!!)」

安波が心で叫んだと言う。



◇3◇




「ただいまより、富山地区予選を行ないます!! 前回は、1ヶ所で地区予選と地区大会を行っていましたが今回は、東部、西部に分けて行っています。地区大会目指して頑張って下さい!!」

富山県の大会経営者の司会者(以下司会者)がハキハキとした声で宣言する。天気は、曇りで天気がもつかどうか微妙である。

「今回2ヶ所でやるんだね」

四十間がふと漏らす。

「司会者は言ってないが、富山県だけは特別賞を取ると地区予大会に参加できる特別枠が設けてあるんだよね。こっちは宮本がいるから投票数の半分はファンクラブで取れるから問題ないと思うが…」

上杉が小声で猪狩に盗聴した結果を話す。

「いや、あえて優勝目指す!」

猪狩はあえて現在の状態でどこまでできるか挑戦をする意思を上杉に言う。

「わかった…無理するなよ」

上杉は、猪狩の期待にこたえるべく頑張ろうと誓った。

「それでは、抽選やりますのでチームの代表者集まってください!!」

司会者がハキハキした声でチームの代表者を集めようとする。すると突然ヘリがやってきて、お決まりのようなあの曲(?)『ワルキューレの騎行』が流れる。

「!!!」

司会者から観客まで一同ビックリする。

「(登場としていいな…)」

上杉だけがこう思っていた…。

上杉そう思っているとヘリからロープが垂れ下がり、するする人が降りてくる。

「なぜアメリカ軍の格好じゃなく旧日本の服装? そして三十八式騎兵銃?」

上杉がアメリカ軍の格好に期待したようで残念そうであった。五十嵐がいたら格好いい!!と、はしゃぐのだろうが今はいない。

「『富山連合隊』、ただいまそろいました!!」

10人が司会者にむかって敬礼する。

「…」

司会者は、驚いて沈黙が3分つづいた。そして一言。

「普通にこれからは、来て下さいね。それでは、抽選を行います」

司会者は『富山連合隊』の代表者に向って言う。こうして抽選でこうなった。

トーナメント

また、今回のフィールドは、視界がいいので腕にマークをつけない。



◇1回戦★第1試合、戦国鉄砲隊VST・R・B◇




「我は織田氏につかえし佐々成政(さっさなりまさ)の子孫、佐々正行(さっさまさゆき)!! 水戸の徳川の子孫を討つべく今ここに勝利を!!」

そう言いながら全力で横3列で陣をくみ横一線に走り、塹壕に入って相手を迎え撃つ形をとる。

佐々成政の鉄砲隊は、金ヶ崎城の戦いですでに二段撃ちをつかっていた。そして佐々成政は長篠の戦いで鉄砲奉行として活躍した人物である。

つまり、鉄砲を最初に使えるようにした人物なのだ!!(武功夜話にて)

対する相手は、縦二列で真ん中を突入。

「作戦開始だ!!」

チームのリーダー的存在である東山曹長が走りながら言う。

「了解!!」

他のメンバーが走りながら返事する。

そして相手の攻撃範囲で2手にわかれて突撃する。つまり、フラッグ奪還作戦をとったのだ。

「撃て!!」

正行の合図でボトルアクションライフルを戦国時代の鉄砲隊のように交互に撃っていく。前列が撃つ、後列がコッキングするという形である。

ただこれをやりたくて登場させた作者の思惑である。普通にアサルトライフルで塹壕したほうがハッキリいって強い!

しかし東山曹長達は、反撃しない。

「ヒット!」

右にわかれた列の先頭の岩魚(イワナ)こと岩本が言う。そして、両手を上げてリボルバーをかかげる。

「くっ…ヒット!!」

左にわかれた列の先頭のAKー47装備の大輔が言う。そして、両手を上げてAK−47をかかげる。 「痛っ…ヒット! たのむぞ谷川!!」

岩本の後ろにいた田辺が言う。

「おっしゃ!!」

全力でフラッグめがけてダッシュする。比較的軽いクルツ装備なので速く走れるのだ!

「いかん!!」

慌てながらつい声にでる正行。そのせいで攻撃していた前列が攻撃をやめてしまう。

「「もらった!!」」

東山曹長と西岡がチャンスといわんばかりに佐々正行の陣にむかって反撃する。

P90シリーズのトリプルレイを装備している西岡は、300連射が可能(1回途切れるが)な電動ガンなので2人仕留める。

また東山曹長は、コルトXM177でバーストショットによって1人仕留める。

「無念…ヒット!」

「ご武運を…ヒット!」

「佐々に栄光あれ〜!! ヒット!」

佐々正行の部下がつぎつぎ戦死する。そんな中フラッグ奪還した山谷が濱○風に叫ぶ。

「フラッグとったど〜!!!」

こうして試合終了の合図の笛の音がフィールドに響く。

「おもしろいチームだね(笑」

四十間の直感的な感想である。

「(このチ−ムの元ネタは、作者のチームなんだよね…)」

猪狩が呆れながら思う。



◇1回戦★第2試合、富山連合隊VS銀河高校サバゲー部◇




控え室にて

「勝てるわけないよね…もともと遊び部だったのにな…」

『銀河高校サバゲー部』の部長の星山がメンバーにもらす。

「だよね…」

『銀河高校サバゲー部』の面々4人が漏らす…。

「やりました!『T・S・C』の力の源である猪狩特製野菜汁スペシャルを『T・S・C』の控え室からくすねてきました!」

『銀河高校サバゲー部』の副部長の月岡が言う

。 「でかした!! これであの化け物のチームに勝てるぞ!!」

星山がメンバーに力強く言う。そして星山の乾杯の合図で全員飲む…。

「うん?」

上杉が救急車の音に反応する。

「なんだ?」

猪狩も反応する。

「患者は?」

救急隊員の1人が言う。

「こちらです…腹痛で歩けないほど重症のようです」

大会経営者が救急隊員に状態を説明して、患者のいる控え室に案内する。

こうして『銀河高校サバゲー部』は棄権というかたちになり、『富山連合隊』の勝利が決定したのは、救急車が病院に行ってからである。

また、猪狩が野菜汁スペシャルがないことに気付いたのは、大会が終わってからだったという…。



◇1回戦★第3試合、Fin@l F@nt@syVSチーム☆ジオン公国◇




「イロモノのコスプレ対決か…」

四十間がふと漏らした。

「…だな」

ここでようやくしゃべる宮本。

「どっちが勝つんだ?」

上杉が猪狩に疑問をなげかける。あまり、富山のチームは、詳しくないようだ。

「…」

なぜか無言の猪狩。

「どっちなんだ?」

四十間も上杉と同じように聞く。

「……」

それでも無言の猪狩。

「どうな…あっ!『Fin@l F@nt@sy』っといえば!!」

慎一も聞こうと思ったが、あるデータが頭によぎったようで『Fin@l F@nt@sy』の入場近くにダッシュで行く。

「五分五分だ…本当は、ここで潰し合うのがもったいないほどな…」

猪狩の本音が2人に伝わった。

「『チーム☆ジオン公国』の入場です!!」

司会者がハキハキした声で言う。

(念の為に言っておきますがさきほどの入場は、省略させていただきました)

そして『チーム☆ジオン公国』は、○ャアが来るっというBGMが流れてから登場。

「銃の性能の違いが戦力の決定的差にならないことを…教えてやる!!」

シャ○のコスプレをした“富山の赤い彗星”(自称)こと浅野翔(あさのしょう)が言う。装備は、赤色に塗装したAK47βスペツナズ。

「「大佐!!」」

そう言ってジオン公国の軍服二等兵の格好で浅野についていく2人男性(以下シャ○の部下A、B)。装備は、緑に塗装されたAK−47。

「AK−47とは、違うのだよAK−47とは」

富山の“青い巨星”(自称)こと武藤獅子(むとうれお)が言う。

「「…」」

無言でゆっくりした足取りで登場する○ンバ・ラ○の部下2人(以下○ンバ・ラ○A、B)。

「あっ!あれが新入りか…いい顔してるな、特にレオ」

猪狩は、レオからなにか感じたようだ。普通の人が見れば高校1年にしても少し老け顔である。

「今回あのメンツいないな…。それに○ャアとラ○バ・○ルの部隊編成って感じだな」

上杉がふと猪狩に漏らした。あのメンツとは、次の話であきらかになるだろう。

「連携中心だね。あのメンバー」

猪狩が今回の作戦の予測をたてる。

「『Fin@l F@nt@sy』の入場です!!」

司会者がハキハキとした声で言う。

FFZのコスプレで登場する。入場曲は、なぜか神○の入場行進曲である。FFZ曲ないからBGM…。

「萌え!!」

「○ィファちゃ〜ん」

「ユ○ィちゃ〜ん」

「エ○リスちゃ〜ん」

など危ない集まりが叫ぶ。慎一もまざってたりする…ちなみに慎一は、○ィファのファンである。

「ティ○ァって呼ばれてる子、サバゲーの衣装としてかなり危ない!!」

上杉は、冷静にツッコむ。

「だな…」

猪狩や宮元も冷静につっこむ。本来、萌えて普通かもしれないが3人女性に無関心である。

「やばい可愛い…」

悠木がふと漏らす。どうやら性格はどうあれ顔重視のようだ。

そして、ク○ウド、シ○、ヴィン○ントが次に登場する。

「クラウドのコスプレしてる人、意外と格好よくない?」

宮本のファンクラブの一部がそう漏らしていた。

そして最後にFFシリーズのおなじみのあの音楽が流れる。

ちゃちゃちゃちゃんちゃんちゃんちゃんちゃっちゃちゃん。

キメポーズを装備している銃で真似する。相当、苦労しただろうに…。

圧倒的に観客の層を圧倒している。どちらのチームもコスプレの凝りよう、全国レベルである。

「綾香さん、その格好でのサバゲー参加は、やめてください」

○ィファと呼ばれている子に注意する大会経営者の勇気ある1人。それによって男性陣から大ブーイングが飛び交う。

「わかりました」

綾香は、大会経営者にそう言い残し、一時控え室に行って着替えに行く。

「さて…これが終わったら試合だから準備してくるかな」

上杉は、そう猪狩に言い残し席から立ち上がり、愛車の4WDに向う。このとき綾香が戻ってきた。

レディーゴーの合図の前に武藤が『Fin@l F@nt@sy』のメンバーに向ってこう言った。

「この風、この肌触りこそ戦争よ!」

この発言に対して『Fin@l F@nt@sy』の○ドのコスプレをしている人が

「戦争じゃないサバゲーだ!」

っとツッコミをいれる。

「始めます…レディーゴー!!!」

司会者が少し焦りながらもマイクを使って合図する。

『チーム☆ジオン公国』は全力で走って相手よりも前につめることに成功すると、部隊を2つに分けて塹壕作戦を展開する。

メンバーの装備は全員AKシリーズで統一されている。(武藤の部隊は、青色に塗装されたAK−47S)

対する『Fin@l F@nt@sy』は、シ○のM60、ク○ウドのAK−47、さきほどの綾香は、二挺のクルツで塹壕戦をとり、エア○スがスナイピングするという形をとる。

そして、ユフ○とヴィンセ○トは、後ろに控えている。装備は、イングラム2挺とコンバットマグナムである。膠着状態が30分ぐらい続いてもヒットしない。相当互いに上手く塹壕をはっているようだ。

「猪狩ならどうやって対処する?」

四十間が猪狩に質問する。

「『Fin@l F@nt@sy』は、2人(○フィ、○ィンセント)を除いてプローン(伏射)の格好だから側面に回り込んで突撃かな。でもリスクが高いが…」 猪狩は、四十間の質問の返事をあっさりかえす。プローン(伏射)は、立ちずらいからである。

「じゃあ、『Fin@l F@nt@sy』の立場の場合は?」

四十間は、逆の立場の打開策を質問する。

「そうだな…『チーム☆ジオン公国』は、いい陣地とりに成功しているからな…やはり数を減らして突撃しかないな」

少し考えながらも四十間に打開策を説明する。同時に『Fin@l F@nt@sy』の状態が正しい事をしめしていた。と、そのときついに2人がヒットした。

「大佐〜!!ヒット!」

○ャア部下Bが両手をあげてヒットを宣言する。

「大佐〜!!!ヒット!」

シャ○部下Aが両手をあげてヒットを宣言する。ちなみに仕留めたのは、エアリ○である。2人の少しのミスを見逃さなかった。

「認めたくないものだな若さゆえのあやまちを…」

浅野がふと漏らす。

「突撃!!」

『Fin@l F@nt@sy』が塹壕から出て全軍突撃に移ると同時に、シ○はラ○バ・ラル部隊に対して弾幕を張る。

たまらずラ○バ・ラ○は、塹壕に伏せるしかなかった。ここで観客のほとんどは、勝利を確信した。しかし…

「ありえない…」

○ドがそう漏らしヒット宣言する。浅野がなんとサイドアームのワルサーPPK(もちろん赤色に塗装されている)で1発で当てたのだ。

距離は、40m。

「えい!」

かわいらしい声でシャ○をスナイピングしようとするエ○リス。

しかし、ラ○バ・ラル部隊が援護に出てなかなかできない。

「見える。私にも敵が見える!」

浅野が調子に乗ってそう漏らす。

「そりゃ見えるだろうね…」

しょぼしょぼとセフティーゾーンに向っていたシ○が漏らす。

しかし浅野は、サイドアームを装備しテンションが上がっているときに本当にニュータイプに覚醒するのだ!

その後もドンドン走りながら『Fin@l F@nt@sy』を攻める。

「キャッ…ヒット!」

かわいらしい声で宣言するエ○リス。

「やるわね…ヒット」

ファンが熱狂するアイドルの綾香がヒットする。男性陣から大会経営者以上の大ブーイングが起こり、物(紙コップなど)が飛ぶ。

そして…

「ぐは…」

どこから持ってきたのか知らないがソファーが頭に命中。さすがの浅野もいろいろ飛んできたが回避できなかったようだ…これが本当の哀戦士(笑。

「治療室へ!」

司会者が慌てて一時中断となるが試合は、続行して結局ラ○バ・ラルこと武藤の活躍でなんとか『チーム☆ジオン公国』勝利した。

猪狩の言ったとおり、互いにほぼ互角であった。

「凄いわねv」

変装が終わった上杉が登場する。

“上杉女装Ver”イメージイラスト
Mituyaさま画。

「(やばい…上杉だと知ってるけど俺のタイプなんだよね)」

四十間は、相当ストライクゾーン入った模様…。

「やばい…綾香ちゃんもいいけどあの子もいい…」

綾香ファンが一部上杉が変装した女性に移った模様…。

次回、『T・S・C』の戦いが始まる。いったいどんな展開が待っているのか?

『T・S・C』戦闘。お楽しみに〜♪



◇オマケ(前編)◇


「『T・S・C』のメンバーの持ち物、抜き打ちチェック〜♪」

PCの画面にむかって五十嵐が言う。

「…」

無言の5人。

「普通俺じゃないか?(汗」

猪狩が焦りながら五十嵐に言う。

「甘いぜ。今回は、俺が主役なの! そうだよね作者?」

(一応…by作者)

「…」

無言の猪狩。

「まずは、猪狩のサバゲーのときの持ち物チェック!!!」

PCに向かって言う。

「(誰にむかっていってるんだ?)」

猪狩がふと思う。

1、ノートパソコン

データを保存するためのノ−トパソコン。

2、録音/再生MDプレイヤー

思いついたことを声でメモしておいたり、誰かから情報を聞くときに録音するもの。

3、8mmビデオテープ

ハンディビデオで撮影した映像が入っている。チームでのゲームの様子や他のチームでの様子などがほとんど。

4、秘密ノート、穴あけパンチ

秘密ノートには、膨大のゲーマーのデータが入っている。もちろん自分のチームのデータも。家に500冊以上あるらしい…。

穴あけパンチは、紙に書きためたデータを閉じるときに使う。2つ穴のものを使用。

5、双眼鏡

どんな遠くのゲームでも細部まで見れる高倍率の双眼鏡。何十万の品。一回、五十嵐が壊して修理したもの(笑。

6、フルフェイスマスク、バンダナ、タオル

サバゲーで使用するマスク。ゴーグルも何個かあるらしい。

バンダナは、デザートなどいろんな種類のバンダナ5つ持っているようだ。意外ときれい好き?

タオルは、銃を磨いたりするのと汗をふくため最低2枚持ってきている。

7、ブローニング・ハイパワー

猪狩の愛銃。予備マガジン4つには、BB弾をきちんとこめられている。

「こんなもんかな?」

今日は、特別に普段の持ち物を持ってきたようだ。

「あっ! 俺が壊した双眼鏡ちゃんと直ってる!!」

五十嵐がふと言う。

「おまえ『FANG GUNNERS』のメンバーの偵察(まだ片倉、伊達の2人だけの時)したときにそういえば壊したな…。おまえあのとき…」

猪狩が何か言おうとしたが五十嵐がよこやりをいれる。

「その話は、またこんどで…俺の持ち物を紹介します!!」

顔が赤くなりながらも勝手に話題をかえる五十嵐。なにかあるようだ。

1、ハチマキ

祖父が太平戦争のときつけていたもの。かなりの年代物…。

2、お守り

アメリカの留学の際に知り合った米兵がくれたものらしい…。

3、虫除けクリーム

上着が半袖なのでサバゲーのたび、いつもつけている。もちろんメンバーに貸すこともある。

4、FA-MAS SUPER VERSlON と FA-MAS 5.56-F1

五十嵐が使用している銃。激しい使い方なのでかなり傷がついている。300連射マガジンをいつも4つ持ってきている。

5、フルフェイスマスク

昨日、新しく購入した。

「最後に四十間の持ち物チェック!!」

五十嵐がPCの画面に向かって言う。

「あんまり自信ないな…」

四十間がふと言う。

1、迷彩柄のサイフ

お金にケチな四十間は、いつでも(拾ったり、もらったりしても)お金を入れれるように携帯している。

また、お金を貸したりしている。もちろん利子返しで(笑。あたりまえだが貰い物(汗

2、ペットボトル

その中には、冷凍庫で凍らせたお茶が入っている。ジュースなどのお金を使わないために持ってきている。

3、腕時計

猪狩が誕生日プレゼントでくれた物。もちろん壊しても猪狩が全面保証してくれるのでさすがに売らない。

4、迷彩柄のハットとフルフェイスマスク

フリーマーケットで迷彩柄の服とセットで購入。もちろん大人相手に容赦なく値切った。

「次回は、宮本・悠木・雛姫の持ち物紹介お楽しみに〜♪」

五十嵐がPCの画面に向かって話す。

「次回は、私が紹介するからお楽しみに〜♪」

どうやら次の持ち物チェックは、雛姫がやるらしい。


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