陰陽五行戦記おまけ劇場第三弾

SSSSS(スペシャルサイドストーリーショートショート)

★『作者ディズニーランドに行く』その4★


もしも作者の連れが春樹だったら

さて、ディズニーランドに来たはいいが、春樹の顔色は冴えなかった。

「どうした春樹、具合でも悪いのか?」

「あの、実は昨日の夜、あんまり寝られなくて…」

「あ、そっか、お前ってイベントの前日、いっつも眠れないんだっけ」

「はい…」

「ちょうどいいや、私も疲れるのは嫌だし、のんびり出来るアトラクションに乗ろうか」

「…すいません作者さん、助かります」

いきなりじじむさい二人である。

ってなわけで、ウェスタンリバー鉄道に行く。

ガタゴトと機関車に揺られながら、のんびり景色を眺めようというわけである。

しかし、乗るまで1時間待ち。

「なんで、こんなに待たねばならんのだ」

「まぁまぁ、作者さん、ここはこういう所なんですよ」

文句を言う作者と、よく分からないフォローを入れる春樹。

そして1時間後。

「やれやれ、ようやく座れそうだ」

「そ、ですね…」

待ち疲れ状態の二人。

座席に座ると、どっと疲労が押し寄せてくる。

それでは、出発進行!

「ZZZZZZ…」

「ZZZZZZ…」

のっけから爆睡する二人。

一回りして、再び駅に到着〜。

「はぁ、良く寝た」

「………(我に返り、自分達の行動に虚しくなる春樹)」

「で、次はどうする?」

「じゃあ、せっかくだから有名なスプラッシュマウンテンに行ってみたいです」

「そうすっか」

のこのこ出掛けていく二人。

今度は90分待ち。

「なんで、こんなに待たねばならんのだ。明らかに時間の浪費だ」

「まぁまぁ、作者さん、ここはこういう所なんですよ」

やっぱり文句を言う作者と、やっぱりよく分からないフォローを入れる春樹。

しかし、並び始めて80分が経過し、あと少しで乗れる、という段階に来て、春樹に異変が起きた。

ぐるるるる…

「はうっ」

「どうした、腹でも痛いのか?」

「…えと、大丈夫です」

「そだな、せっかくこんだけ待ったんだから、我慢だな」

「……………はい」

5分経過。

ぐるるるるるるるる…

「はうぅっ」

「どうした、我慢できないのか?」

「…いえ、大丈夫です」

「そだな、せっかくもう少しで乗れそうなんだしな」

「…………………………はい」

10分経過。

ぐぎゅるるるるるるるる…

「はぅあっ」

「どうした春樹。いい感じに顔が真っ青だぞ」

「…………………っく(そろそろ返事が出来なくなりつつある春樹)」

「一つ忠告しておくが、このアトラクション、激しく落下Gがかかるぞ」

「!!(あまりのリスクに血の気が引く春樹)」

「ってか、トイレ行ってこい」

「は、はい…(←半泣き状態で頷く春樹)」

よたよたと行列を逆進していく春樹に向けて、作者は無情な宣告を投げた。

「じゃ、スプラッシュマウンテンの出口で待ってろよ〜」


教訓:春樹ってばやっぱり不幸。


続きを読む 戻る