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唐突だが『FANG GUNNERS』の6人はカラオケボックスに来ていた。 そして、今は瑠華が「恋のみくるか伝説」を歌い終えたところ。 あまりにも下手くそな瑠華の歌声と採点マシンに表示された0点の表示に一同は凍り付いていたが、ま、それも輪と真理のフォローでなんとかその場は収まったかに見えたその時である。
奇妙な笑い声がスピーカーから聞こえてきたのである。 何事かと辺りを見回した6人は突如カラオケ機材がガシャガシャと合体していく現象をその目で見た。 「なっ、なんだぁ?」 激しく常識を逸脱した現象に一般人の真理は唖然とするばかり。 (まさか、また出たのか?) (どういうことよ。前に倒したのに…) (うにゅぅ、よりによって真理先輩がいるのに) (ど、どうしよう…) センゴクマンの4人が一瞬のうちに互いに目配せをかわす。 「やぁやぁそこな娘。実にへったくそな歌であったな。聞くに堪えないっちゅうか、もはや耳の毒、騒音公害。よくもまぁ0点なんて、最低最悪な点数を叩きだせたものだ。ていうか、むしろ尊敬? ちなみにマイクは接触不良じゃないよ〜ん♪ ぬはははは…」 「………………っ」 あざけりを含みまくったその言葉に、瑠華の心は激しく傷ついた。 肩を震わせ無言で俯く。 「そのあまりに人並みはずれてひどい歌唱力、魔王クラーマさまの野望のため、この“帰ってきた怪人カラオケ男”がもらい受けるぅ!」 セリフの後半、もはや瑠華は耐え切れずに、口元を押さえて、逃げるように部屋から走り去っていった。 その目には一滴の光るものがあった…ように、春樹には見えていたわけで…。 「…よくも」 春樹の怒りは頂点に達した。 髪の毛は逆立ち、その全身からはまだ変身もしていないのに、真っ青なオーラが立ち上り、轟々と渦を巻いていたりする。 「…よくも、明智さんに(激怒)」
突如開け放たれていたドアから、なぜかウェイトレス姿の広奈様が乱入。 (は? 広奈がなんで? しかもその衣装…) (た、武田? しかし、何ゆえウェイトレス? いや待て、ウェイトレス風の衣装だが、確かこのカラオケボックスの店員はみんなこんな格好をしていたな。ということはなにか、武田はここの店でバイトでもしていたということか。しかしなぜ? まさか潜入捜査の任務か?) (わ、広奈ちゃんウェイトレス服似合ってるなぁ。胸の名札に「ひろな」ってひらがなで書いてるところも萌えポイントだし。それにしても、何で急に出てきたんだ? 今回の話に出番が無くて怒ってたのかな。まさか、それで一番おいしいところで乱入? それはそれでさすが広奈ちゃん) と、3人を軽い混乱状態(?)にさせつつ、謎にウェイトレス姿の広奈様は“帰ってきた怪人カラオケ男”にビシッと指を突きつけて、高らかにのたまった。 「悪い怪人のカラオケ男さん。このカラオケボックスを、
あなたのおもりどおりにはさまさせせんっ!」
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