GT4 峠最強伝説


乗りそびれていたレーシングカー対決その2



◇今回の出場マシン◇

フォード GT40 レースカー '69 500ps 998kg MR
日産 カルソニック スカイライン GT-R レースカー '93 550ps 1260kg 4WD
リスター ストーム V12 レースカー '99 602ps 1438kg FR
シボレー コルベット Z06(C2) レースカー '63 718ps 1168kg FR
トヨタ 7 レースカー '70 800ps 620kg MR
ギレ ベルティゴレースカー '04 901ps 780kg FR

さぁ、私がGT4でやり残した命題、全レーシングカーの乗り比べを達成すべく、今回はハイスペックなマシン6台でのエントリーだ。
まだ乗ったことのない伝説のマシンたちが、私を待っている。
歴史に名を残す名車も多く、実に贅沢。実に楽しみ。
いざ、ニュルブルクリンクへ。最速はどのマシンだろうか?

今回も全マシンのフォトを掲示板にお寄せいただきました。
投稿してくださった皆様、ありがとうございました。


投稿者:たれ蔵さま
撮影場所:ラグナセカ・レースウェイ
フォード GT40 レースカー '69
駆動方式MR 最高出力500ps 車重998kg
タイム 6'41.613
6'29.561
6'26.758
デフォルトだとダウンフォースが最低のF10,R30という状態だったので、最大まで上げてF38,R53にして挑戦。
1周目はスピンが1回。
最高速は317キロ。5速レブリミットぎりぎり。スウェーデン十字路は307キロ全開。
ふむ、今のマシンを基準にすれば普通だが、なにせ40年も前のマシン。それを考えると驚異的なタイムである。
楽しさ ☆☆☆ 年式の古さはごまかせず、やはりピーキー。そしてブレーキが弱い。
コースを少しでもはみ出すとたちまちスピンモードに陥るし、ハードブレーキング時に車体がぶれて怖い。
路面の悪いセクターはボコボコ跳ねて不安定。
でも、軽くアクセルを抜いてステアを切り込むと、スムーズにリアが出てくれるので、うまく乗りこなすと結構楽しく走れる。
まぁ、ニュルで走るにはちと怖いが、さすが不朽の名車といったところ。
ギア比もちょうど合っててストレスなし。
エンジン ☆☆☆ 7リッターのV8エンジン。
音はあんまりいいとは思わなかったが、マシンの軽さもあってパワーは十分だし、特に不満はない。
まぁ、これくらいちゃんと走ってくれるなら、このエンジンくらいのパワーでもそれほど怖くないね。


投稿者:白羽雪兎さま
撮影場所:グランバレースピードウェイ順走
日産 カルソニック スカイライン GT-R レースカー '93
駆動方式4WD 最高出力550ps 車重1260kg
タイム 6'44.332
6'40.405
6'37.704
最高速277キロは5速でレブに当たって記録。
スウェーデン十字路も、レブに当たりつつ270キロ全開。
5速ミッションとレブリミットのせいで、結構タイムを損している気がします。
ファルケンGT-Rが6'35.088だったので、タイムはほぼ互角。
でも、楽しさは向こうのほうが上かも…。
楽しさ ☆☆☆ 全日本ツーリングカー選手権のグループAでは連戦連勝の伝説のマシン。
なにせ“日本一速い男”星野一義の愛車なのだから、ファンにはたまらないだろう。
フォードのGT40に乗った後だからかもしれないが、とにかく楽に走れる。
気分はレースカーというよりラグジュアリーカーだ。
最高速が伸びないおかげ(?)で全開でいけるところも多いし、ちょっとくらいコースをはみ出しても、全然平気で走ってくれるのも頼もしい。
足回りのしなやかさや、なんだかんだとアンダーステアもほとんど出ないところはさすがGT-Rって感じ。
剛性感と言うか、車体のしっかりした感じがとってもいいね。
しかし、車重とパワーを考えればもう少し加速力があってもいいような気がする。
安定しすぎてていささか退屈、というのは贅沢だろうか…。
エンジン ☆☆☆☆ 日産が世界に誇る名機RB26DETTを搭載。
550psなのに、全くホイールスピンをしない脅威のトラクションはGT-Rならでは。
音もいいし、さすがって感じ。
90年代前半を席巻したマシンだけのことはある。


投稿者:Rさま
撮影場所:ニュルブルクリンク
リスター ストーム V12 レースカー '99
駆動方式FR 最高出力602ps 車重1438kg
タイム 6'33.477
6'30.852
6'29.769
最高速は310キロ。スウェーデン十字路はちょっと怖いので軽くブレーキを踏んで270キロくらいで通過。
まぁ、600馬力なので、6分半は切ってくれたが、少々期待はずれのタイムかな。
スペック的にはフォードファルコンあたりがライバルかと思うが、向こうのほうがずっと速い。
楽しさ ☆☆ なぜこのマシンが鈴鹿1000kmのプレカーなのか、いまだによくわからないのは私だけだろうか…。
ちなみにGT3ではトライアルマウンテン耐久のプレカーだったが、あんまり出番もなく、いまいち影が薄かったように記憶している。
GT4においても同様で、ほとんど使い道がない。
肝心の走りだが、R3タイヤでダウンフォースもF38,R53あるのに、「何で?」ってくらい曲がらない。
特に怖いのがスウェーデン十字路。とても全開でいける気がしなかった。
やはりレーシングカーとしては1438kgのウェイトはいささか重すぎか。
そのくせ600馬力を超えているので、あんまりラフにアクセルを開けるとパワーオーバーになる。
足回りはそんなに悪くないし、ニュルでも怖くない。
でも、あえてこのマシンで走りたい! と思わせるような光るものはなかったかなぁ。
しいて言えばストームという名前だが、嵐を呼ぶにはちょっと迫力不足だ。
エンジン ☆☆☆☆ あー、でもエンジンの音は結構好きかも。
結構甲高いサウンドを奏でてくれる素敵エンジン。
7リッターのジャガー製V12だそうだ。
マシンが重い分、それなりにいいバランスだろう。これ以上パワーが出てもこのシャシーじゃ乗りにくくなるだけだろうし。


投稿者:たれ蔵さま
撮影場所:シアトル・サーキット
シボレー コルベット Z06(C2) レースカー '63
駆動方式FR 最高出力718ps 車重1168kg
タイム 8'53.383
8'02.446
7'33.504
7'20.449
7'10.475

ここまで乗ったマシンはみんなR3タイヤがデフォルトだが、こいつはなぜかR1を装着。
それだと怖すぎるし、比較にならないので、R3に履き替えてアタックした。
にもかかわらず、1周目はまともに走れず…。
とにかくありとあらゆるコーナーでスピン(笑)
アクセル踏むとスピン。オーバースピードでコーナリングするとスピン。
えーと、無事に一周出来ませんが…。
結局3周だと納得できずに5周したけど、5周目ですら全然駄目だった。乗りこなせません。
こいつと比べると、コブラやスピード12が普通のクルマに見える。
なんか、スピンばかりなので乗っててどんどん自信を喪失してしまいます…。
楽しさ ☆☆ ふっふっふ…。あまりにも走るのが難しいため、5周もしてしまった…。
最初はもう乗るのをやめたくなるほど、あちこちでスピンしていたが、だんだんとそれを回避するすべを身につけてくると、逆にそれなりに楽しくなってくる。
とはいえ、全然タイムは出ないし、全く乗りこなせた気がしないので、ストレスはたまる。
極端にホイールスピンしまくる、というわけではないのに、リアタイヤにちょっとした横Gを与えるだけで、たちまち急激なテールスライドが発生。
気分的には『ハンドルを切るだけでスピン』なのである。
慣れるには3周ではとても無理だし、5周にしたところで、焼け石に水だった。
要特訓…。ニュルの怖さ、難しさを再確認させてくれる一台。皆さんもぜひ(笑)
エンジン もはやこのエンジンをいかにして回さないで走るか、という抑えながらの走法を強いられたため、全く印象に残っていない。
要するにこのピーキー過ぎるマシンにとって、過大すぎるパワー。
危険な車の見本のようなものである。
いやはや、コブラの乗りにくさが毒蛇なら、こいつは九頭竜ぐらい凶悪だ…。


投稿者:走る受験生さま
撮影場所:戸隠高原
トヨタ 7 レースカー '70 
駆動方式MR 最高出力800ps 車重620kg
タイム 6'08.371
6'04.222
6'03.108
ふむ、残念ながら6分切りは果たせず。
スペック的にはF1マシン並みのパワーウェイトレシオなのだろうが、いかんせん古いマシンだけに曲がらない。
コーナーにちょっとでもオーバースピードで突っ込むとたちまちアンダー。
完全に立ち上がり重視の走りをしたが、3速でうかつに全開にするとホイールスピン。
う〜む、難しい。難しいけど、前に乗ったのがコルベットなので、これでも簡単に思えてしまう(笑)
最高速は332キロ。スウェーデン十字路ではレブに当たってしまい327キロで全開クリア。
楽しさ ☆☆ いやいや、やっぱりちゃんとダウンフォースが効いてて、高速コーナーでも怖くないマシンっていいねぇ。
コルベットを判断基準にすると、どのマシンでも☆5つになりそうなので、そこは落ち着いて評価しよう。
さすがに制動力が弱く、アンダーステアが出やすいので、早め早めにブレーキングを開始しなければタイムが出ない感じ。
それと軽いせいか、うかつに縁石に乗ると、激しく宙を舞って怖いし、上り坂の頂点でも跳ねるので、気をつけないとたちまちスピンだ。
とはいえ、突然リアがブレイクするようなこともないので、コース上に留まってさえいれば、それほどの危険はないだろう。
ほかのどのマシンとも似ていない乗り味なので、一度は体験してみる価値はあるが、実戦で愛用したいとはあんまり思わないかな。
ただ、外見も超個性的で、それこそアニメに出てきそうなデザインだし、リプレイは結構見ごたえありです。
エンジン ☆☆☆☆☆ 5リッターのV8ターボ。ギア比をもっとワイドにすれば、350キロオーバーは間違いないだろう。
いやはや、35年も前なのに、凄い。
音もいいし、この時代に800馬力をたたき出した、驚異的なエンジンに敬意を表して☆5つ。


投稿者:ワトソンさま
撮影場所:サルテサーキット2


投稿者:サンチェさま
撮影場所:コート・ダジュール

ギレ ベルティゴレースカー '04
駆動方式FR 最高出力901ps 車重780kg
タイム 6'24.990
6'05.509
(リタイア)
1周目は中盤のFD区間と後半のデコボコダウンヒル区間でスピン…。
最高速はレブに当たってしまい325キロくらい。
スウェーデン十字路もそれくらいで進入したが、無理…。途中で怖くなってブレーキを踏んだので、全開クリアならず。
それにしても、過去最強クラスに路面で跳ねますねぇ…。縁石に乗ると吹っ飛ぶし、非常に怖いです。
2周目はきわめて慎重に走って、とりあえずコースアウトはしなかった。それで6分5秒。
そして3周目。2周目よりも5秒以上速いペースでの走行中、後半のプランツガルデンで勢いあまってグラベルに突撃(笑)。
あえなくスピン。そして私の集中力もこれにてジ・エンド…。
そのままノーミスなら6分を軽く切ったでしょうが、もういいです。限界です。
正直今回乗り比べた後半の3台にはもう乗りたくありません。
このあまりに乗りにくい3連コンボはきつかったよ…。
楽しさ ☆☆ どちらかと言えばスピード12のレーシングカー版って感じの乗り味。
3速からでも平気でホイールスピンするあたり、伊達に900馬力のエンジンを積んでないね。
それにしてもよく跳ねるしちょっとでもリアタイヤがコースを外れるとたちまちスピン。
とにかく怖いです。
立ち上がりでは簡単にパワーオーバーを誘発するので、アクセルワークが難しい。
コーナリングが大変だし、全く持ってニュルブルクリンクに向いていない。
お願いだからGT3のときのスペックに戻して…。
エンジン もうどうでもいいです(笑) 音を楽しむとか、そういう余裕は一切なし。
過ぎたるは及ばざるが如し、の見本ともいえるマシンですな。
このエンジンを、この軽いシャシーに載せるなんて正気の沙汰じゃありません(一応褒め言葉)
凄いタイムを出せる可能性を秘めていますが、私程度の腕では3周じゃとても乗りこなせません…。
ま、コルベットよりはましだった、という程度で、GT4登場全レーシングカーの中で考えても、最下位とその次。



総括

まぁ、何というか、残るべくして残っていたマシンでしたねぇ。
特にコルベットとベルティゴは二度と乗りたくないです(苦笑)
その1ではFTOとインプレッサが思いのほか楽しかったけど、今回はそんな嬉しいサプライズは無し。
とりあえず同クラスにもっと乗りやすくて楽しいマシンがあるから、別な選択をしよう。
トヨタ7は1970年以前のマシンの中では最速だろう。
フォードGT40もそうだけど、年代別の勝負で言えば、この二台は圧巻。
先人の技術力の凄さを再認識できますね。


おまけ。
悲しみのAIレーサー、直江B続にも走らせてみました。
マイペースで走らせて、1周目に出たタイムで比較。
GT40:6'46.595
カルソニック:7'04.310
ストーム:7'05.911
コルベット:6'51.920
トヨタ7:6'12.220
ベルティゴ:6'13.586

えーと、というわけで、トヨタ7が最速で僅差でベルティゴ、そしてGT40というトップ3のタイム。
この順番は私と同じですね。なるほどなるほど。
そして悪夢のマシンコルベットはというと…、アレ?

6'51.920?

私のタイムは5周目でも7'10.475ですよ?
ということは…。

「は…、初めてマスターに勝ったかも…」

………なんてこったい。

「やっ、やったーーーーーーーーーーっ!!!」

ぶっちゃけありえない…。
嵐を呼ぶレーサー、B続に敗北。
この瞬間、GT史上最大の下克上が起こったのだった。
駄目です。もう立ち直れません…。是非に及ばず…。

「いえいえ、マスターのタイムは何度もスピンしたりコースアウトしてますから、わたしが勝ったといっても全然たいしたことありませんよ」

うぐ…。

「気にしないでください。たかが20秒の差じゃないですか」

20秒も…。うぐぐ…。

「また練習して走ればいいじゃないですか。きっとニュルをコルベットで100周位すれば、マスターもそれくらいのタイムが出せるようになりますって」

ぐぬぬぬぬ…。

「では、マスター。わたしはこの辺で失礼します。またブログでお会いしましょう! るんるーん♪」




読者さんへ。
どうか私に代わってB続をとっちめてください。お願いします…。


ご意見、ご感想、次に走り比べて欲しいマシンのリクエストなどありましたら、総合掲示板まで。

実車での活躍は『嵐を呼ぶレース参戦記』をご覧ください!

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