GT4 峠最強伝説


真のGT500最速マシン決定戦



◇前フリ◇


えーと、読者の皆様から数多寄せられたリクエストにお応えして、6月最初の土日を完全に返上して頑張りました。
そうです。GT500マシンの全車一気乗りです。
まさにこの企画の大本命。究極のテーマ。直江雨続一世一代の集大成と申せましょう。
なお、皆様にお知らせしておきますが、2005年2月11日に私はGT500の乗り比べを一度敢行しております。
ですが、そのときの記事の内容はすっぱり忘れてください
なぜなら、前回の乗り比べでは、マシンはあくまでデフォルトのセッティングのままで行ったのですが、実はGT500のマシンはそれだとダウンフォースが最低になっていたのです。
そのせいで、マシンは非常に乗りにくく、私には『GT500のマシンはニュルには合わない』という間違った刷り込みがされてしまったくらいです。

そう、だから今回の乗り比べでは、全車デフォルトのセッティングでなく、ダウンフォースをすべて最大にして乗っております。
そこのところだけ、覚えておいてください。
そしたら、もう、前とは比べ物にならないくらい速いし、楽しいのなんのって。
皆様、GT500マシンはやっぱり凄かったです。ニュルでも存分にそのポテンシャルを見せてつけてくれました。
よって、繰り返しますが、前回のインプレッション内容は、すっぱり忘れてください。

というわけで、GT4に登場するJGTCのGT500クラスのマシンは19台。
以下に表にしてみました。表の項目は、左から順に、
マシン名、最高出力、最大トルク、エンジン形式、吸気方式、排気量、そしてそのマシンを実際に駆ったドライバーとなっています。
それと駆動方式はNSXがMRでほかはFRです。言うまでもないですね。


◇今回の出場マシン◇


ARTA NSX '00489ps40kgm1150kgV6NA3500cc鈴木亜久里
土屋圭市
レイブリッグ NSX '00489ps40kgm1150kgV6NA3500cc飯田章
服部尚貴
カストロール無限NSX '00489ps40kgm1150kgV6NA3500cc道上龍
光貞秀俊
中子修
Mobil1 NSX '01492ps40kgm1150kgV6NA3500ccD.シュワガー
松田次生
ロックタイト無限NSX '01492ps40kgm1150kgV6NA3500cc道上龍
光貞秀俊
TAKATA童夢NSX '03494ps40kgm1170kgV6NA3500cc道上龍
S.フィリップ
ペンズオイル ニスモGT-R '99505ps72kgm1200kgL6TURBO2708ccE.コマス
本山哲
ロックタイト ゼクセルGT-R '00476ps70kgm1100kgL6TURBO2708ccE.コマス
影山正美
カルソニックスカイライン '00476ps70kgm1100kgL6TURBO2708cc星野一義
本山哲
ザナヴィ ヒロトGT-R '01481ps70kgm1100kgL6TURBO2708ccM.クルム
田中哲也
ペンズオイル ゼクセルGT-R '01481ps70kgm1100kgL6TURBO2708ccE.コマス
影山正美
ザナヴィ ニスモGT-R '03492ps75kgm1080kgV6TURBO2987cc本山哲
M.クルム
モチュール ピットワーク Z '04485ps75kgm1080kgV6TURBO2987cc影山正美
M.クルム
カストロール トムススープラ '00471ps65kgm1100kgL4TURBO1998cc関谷正徳
土屋武士
デンソーサードスープラGT '00471ps65kgm1100kgL4TURBO1998cc影山正彦
R.ファーマン
エッソウルトラフロースープラ '01471ps65kgm1100kgL4TURBO1998cc脇阪寿一
野田英樹
カストロール トムススープラ '01471ps65kgm1100kgL4TURBO1998cc黒澤琢弥
土屋武士
auセルモスープラ '01471ps65kgm1100kgL4TURBO1998cc竹内浩典
立川祐路
WOODONE トムススープラ '03503ps60kgm1100kgV8NA5163cc土屋武士
E.コマス


とりあえず、年式が同じ同一車種はインプレッション内容をまとめてお届けします。
ただ、もちろんすべてのマシンには均等に乗っております。
いいですか? 19台を3周ずつ乗ったらそれだけで57周。ニュル4時間耐久2回分です。
もう走り終わったら、疲労のせいで腕が上がりません…。
この企画がいかに過酷だったか、私の苦労の程を察してください(笑)

さぁ、それではGT500クラスの19台乗り比べ、果たして最速のマシンはどれになるのか?
直江雨続渾身の究極インプレッションが幕を開けますぞ。




ARTA NSX(JGTC) '00
レイブリッグ NSX(JGTC) '00
カストロール無限NSX(JGTC) '00
駆動方式MR 最高出力489ps 車重1150kg
タイム 6'22.829
(ARTA)
6'21.964
(レイブリッグ)
6'21.737
(無限)
デフォルトのセッティングだとダウンフォースが低かった(20,45)ので前後MAX(50,70)にしてから走行してます。
スウェーデン十字路は285キロ全開で、脱出は288キロ。
2キロストレートの最高速は283キロ。
最初はARTAで、2台目はレイブリッグ、最後に無限と乗り換えたが、私の気のせいでなければ、ごくごく微妙な違いがあるような無いような…。
無限はARTAとほとんど同じ。
その2台と比べると、レイブリッグのほうが速度が出るし、挙動が機敏で、オーバーステア傾向が強い気がする。
あとレイブリッグとARTAはブレーキングのフィーリングもちょっと違うような。
どちらにせよ、ARTAよりレイブリッグのほうが乗りやすかったです。
もちろんすべて私の気のせいかもしれません。それくらい差は無いに等しいです。
ただ、3台ともタイムはちょっと遅いです。ライバルのGT-Rやスープラと比べると全般的に非力なのか、速度が出てません。
ちなみにこの3台のタイムはちょうどDTM最速のアストラと同じくらい。
楽しさ ☆☆☆☆ 当初想像していたほどにはピーキーでもなく、むしろ結構乗りやすい印象。
なんというか、ちょっと速くなったGT300クラスマシンって感じで、乗りやすさはそのままにタイムが出る。
GT3で慣れ親しんだマシンだけに、ニュルでも快適♪
足回りも特に乗りにくいほどではなく、ブレーキングで若干挙動が乱れそうになるが、それくらいは腕で押さえ込める。
ただ、ごくごくわずかだが、路面の凸凹をサスペンションが吸収し切れていない感じは否めない。
足回りは、まだまだ熟成の余地ありって感じ。
ちなみに2000年シーズン、ARTAは第四戦富士スピードウェイで優勝、カストロール無限は2位4回と堅実にポイントを稼いでシリーズチャンピオンになっています。
エンジン ☆☆☆ なるほど、確かにレッドゾーンが無い…。
どこでシフトアップするか悩むが、ともあれ音もいいしそんなに悪くない。
ただ、年式が上がってもっとパワーの出るエンジンと乗り比べると、ちょっと力不足かも。



Mobil1 NSX(JGTC) '01
ロックタイト無限NSX(JGTC) '01
駆動方式MR 最高出力492ps 車重1150kg
タイム 6'15.532
(Mobil1)
6'14.221
(ロックタイト)
これもデフォルトのセッティングだとダウンフォースが低かった(20,45)ので前後MAX(50,70)にしてから走行してます。
スウェーデン十字路は292キロ全開。
2キロストレートの最高速は291キロ。
ロックタイトのタイムは、ほぼノーミス。納得の走りが出来ました。
なんというか、JGTCのマシンって1年でこんなに進化するのか、とびっくり。まさか7秒もタイムアップしてくるとは…。
NSXの長所をそのまま伸ばした正常進化形って感じ。いいですね。
このタイムだと同じ01年型のGT-Rやスープラとも互角以上の勝負が出来るでしょう。
ただ、GT-Rやスープラと比べると、速いタイムを出すためにはある程度の腕が必要かもしれません。
乗りこなすのはちょっと難しいかな…。
楽しさ ☆☆☆☆☆ こいつは楽しいよ。まさしくNSXらしい切れ味鋭いコーナリングは天下一品。
乗っていてアドレナリンが出てくる素敵仕様のマシンです。
とにかくよく曲がるんで、あんまりハンドルを切りすぎないのが乗りこなすコツかな。
ちなみに2001年シーズン、ロックタイト無限は第一戦TIサーキット英田で、Mobil1は第五戦ツインリンクもてぎで優勝しています。納得!
エンジン ☆☆☆☆ マシンがいいから音もよく聞こえます。いい感じです。
2000年式と比べ、到達速度が5キロ以上は違います。ラウダコーナーのあとの上り区間で減速しないのがいいね。
これまた正常進化というべき素晴らしい仕事ぶりです。
ちなみにこいつには9000回転からレッドゾーンがあります。


TAKATA童夢NSX(JGTC) '03
駆動方式MR 最高出力494ps 車重1170kg
タイム 6'14.217
6'13.099
6'12.543
デフォルトのセッティングだとダウンフォースが低かった(20,45)ので前後MAX(50,70)にしてから走行してます。
スウェーデン十字路は298キロ全開。2キロストレートも298キロ。
…しかしなんだな、全然気付かなかったが、前回の乗り比べのとき、私はダウンフォース20,45で走っていたのですね。
そりゃ乗りにくかったわけだ。納得。ってか、気づけ自分。
そんなわけで、ダウンフォースさえ効いていれば、ちゃんと乗りやすいし、タイムも出るってことで。
楽しさ ☆☆☆☆ まぁ、タイムは01年モデルより出たけど、乗ってて楽しかったのは01年モデルのほうかなぁ。
とにかく切れ味鋭くて危うさをはらんだ01年モデルと比べ、03年モデルは乗り味がマイルドな味付けになってて、個性が薄くなっている気がする。
それは乗りやすさと言えなくも無いけど、ちょっと物足りない。
一応最高速などは01年モデルより速かったけど、結局勝ってる部分ってそこだけのような…。
2年間の進化ってこんなもの?
GT-Rやスープラの03年モデルと比べると、全然勝負になってない。
NSXに課せられたウェイトハンディがどれほど厳しいか、よくわかります。 まったくもって理不尽!
エンジン ☆☆☆ 音が若干濁っているというか、ちょっとどろどろしてます。
やっぱり01年モデルのエンジン音のほうが好きです。あっちのほうが澄んだ高音を楽しめる。
一応最高速はこちらのほうが上だし、上り坂でもちゃんと加速するけど、でも2年たってもあんまり変わらないのだね…。
個人的には、01年モデルに乗ってた方がニュルは堪能できると思います。


ペンズオイル ニスモGT-R '99
駆動方式FR 最高出力505ps 車重1200kg
タイム 6'20.021
6'19.107
6'18.023
デフォルトのセッティングだとダウンフォースが低かった(20,40)ので前後MAX(50,70)にしてから走行してます。
それにしてもGT-R勢は99年式からして速いなぁ。
00年モデルのNSXを置き去りにする好タイム連発。
スウェーデン十字路は288キロ全開。2キロストレート最高速は286キロ。
それにしても、1周に付き1秒ずつタイムを短縮してるなぁ。つまりそれくらい乗りやすく、コンスタントにタイムを刻めるのだね。
楽しさ ☆☆☆☆ 乗りやすいですねぇ。足回りがニュルによく合っていて、荒れた路面もちっとも怖くない。
縁石も平気で使えるし、ライン取りの自由度が上がっている。
ただ、さすがに01年式以降のNSXと比べるとコーナーでごくわずかに遅いか。
そしてやっぱりGT-Rらしくトラクションの化け物。
ただし、やはりウェイトがちょっとだけ重いので、機敏さがわずかに足りないのが物足りない。
まぁ、その分安定しているし、ブレーキングでも挙動が乱れにくいのだけど。
エンジン ☆☆☆☆ いい音ですねぇ。それにパワーもトルクも十分。
乗りやすいマシンに、パワフルなエンジンとさすが99年チャンピオンマシン。
ちなみにこのエンジンもレッドゾーンがありません。7000回転までは回ります。



ロックタイト ゼクセルGT-R '00
カルソニックスカイライン '00
駆動方式FR 最高出力476ps 車重1100kg
タイム 6'16.417
(ロックタイト)
6'15.892
(カルソニック)
デフォルトのセッティングだとダウンフォースが低かった(20,40)ので前後MAX(50,70)にしてから走行してます。
スウェーデン十字路は286キロ全開。2キロストレートの最高速は284キロ。
なんというか、同じ2000年のNSXより6秒速い…。何だこの差は。
ロックタイト ゼクセルのほうは多少ミスして16秒台。カルソニックはほぼミス無く走って驚きの15秒台突入だ。
楽しさ ☆☆☆☆ うむ、こいつは速いし楽しいぞ。
エンジンパワーで言えば99年モデルより30ps低いのだが、車重が100キロ軽い分やはりあらゆる面で性能は上だ。
ブレーキング時の安定性はピカイチで、どんどんニュルを攻めようという気になる。
こいつは非常にいいマシンだ。
ちなみにロックタイト・ゼクセルは2000年の第一戦ツインリンクもてぎで優勝し、シリーズ2位。
カルソニックスカイラインは第六戦CP MINEサーキットで優勝し、シリーズ3位。
なるほど納得の好成績だ。
エンジン ☆☆☆☆ 99年モデルと比べ、音が若干だけど迫力が増している気がする。
まぁ、30馬力の差はほとんど無く、最高速は2〜3キロほど遅いだけ。
マシンのバランスのよさと相まって、全く持ってストレスフリーのエンジンといえる。



ザナヴィ ヒロトGT-R '01
ペンズオイル ゼクセルGT-R '01
駆動方式FR 最高出力481ps 車重1100kg
タイム 6'14.873
(ザナヴィ)
6'15.065
(ペンズオイル)
デフォルトのセッティングだとダウンフォースが低かった(20,40)ので前後MAX(50,70)にしてから走行してます。
スウェーデン十字路は289キロ全開。2キロストレートは最高速287キロ。
00年モデルよりさらに速い。しかし、速くなったが、その差はごく微妙なもの。
ザナヴィはあっさり14秒の壁を破り、ペンズオイルはちょっとミスしたせいで15秒台。
しかし、こいつもまともに走れば14秒台は軽く超えそうな感じだった。
まさしくNSXとも好勝負が期待できそうなマシンだ。
楽しさ ☆☆☆☆ それにしても、ナレーションでも言っているように、スピンしようとしても出来ないくらい、操縦安定性は抜群。
ニュルとGT-Rの相性は素晴らしく良いようだ。
デコボコの路面でもちっともマシンの挙動は乱れないし、トラクションが抜けることも無い。
まったくもってさすがはGT-Rだ。
NSXが大汗かいて根性でタイムをたたき出すのと比べ、GT-Rは余裕で14秒台に入ってくる。
ちなみにペンズオイル ゼクセルは2001年の第四戦富士と第七戦CP MINEサーキットで2位、シリーズランキング4位。
ザナヴィ ヒロトは第四戦富士で優勝し、シリーズランキング5位。
これだけの性能を誇るマシンでもシリーズチャンピオンを取れなかったのが不思議。
エンジン ☆☆☆☆ うむうむ、00年モデルと比べ、さらにサウンドに迫力が増した感じ。
ごくわずかだが、やはり各コーナーのスピードは00年モデルより上。
まさしくGT4に登場する中でも究極の直列6気筒エンジンだ。


ザナヴィ ニスモGT-R(JGTC) '03
駆動方式FR 最高出力492ps 車重1080kg
タイム 6'10.227
6'08.830
それにしても、前回乗ったとき、このマシンはダウンフォース最低だったわけか…。
その割に走りやすかったが、今度はダウンフォース最大。
結果、凄いタイムが出てしまいました。驚きです。圧倒的じゃないか…。
さすがは最後にして究極のR34GT-R。
スウェーデン十字路は296キロ全開。2キロストレートは最高速295キロ。
3周目は更なるタイムアップを狙って攻め込んだが、あえなくミスして撃沈…。ちょっと限界超えちゃいました。
でもまぁ、2周目はほぼノーミスだったので、このマシンのポテンシャルは8秒台ってことで。
楽しさ ☆☆☆☆☆ 素晴らしいの一言。ほんと最強のR34だ。
01年モデルのGT-Rと比べても破格の速さ。とにかくこの2年間の進化がいかに凄かったかがよくわかる。
走って良し、曲がって良し、止まって良し。基本的な性能がとにかくバランスよく優れている。
ニュルを攻め込むのにこのマシンは本当に楽しい。まさしくニュルの申し子。
足回りの安定性も抜群だし、いつまでもニュルを走っていたくなる。
そして説明の必要も無いでしょうが、このGT-Rは2003年シーズンのチャンピオンマシンです。
エッソウルトラフロー スープラとの名勝負は記憶に新しいところ。そんなマシンに乗れるんだからGT4ってやっぱ最高ですな。
エンジン ☆☆☆☆☆ 3リッターV6のVQ30エンジン。その威力はトータルなマシン性能に現れている。
パワーも十分にあるし、サウンドも迫力十分で乗っていてアドレナリンが出てくる仕様になっている。
まさに最強のマシンにふさわしい見事なエンジンだ。


モチュール ピットワーク Z(JGTC) '04
駆動方式FR 最高出力485ps 車重1080kg
タイム 6'10.444
6'09.130
6'08.322
なんというか、こいつもまたダウンフォースがF25,R45というデフォルト設定…。
最大のF50,R70にあげて走ると、やはり速い。凄く速い。
しかし、1周目のタイムでGT-Rに負けている。そして2周目も微妙な差だがGT-Rのほうが速い。
そして決戦の3周目。なんとか8秒台前半に飛び込み最速タイムをマーク。
ただまぁ、タイムはほとんど互角だけど、乗ってみて体感スピードというか、速く感じるのはGT-Rのほうだった。
スウェーデン十字路は292キロ全開。2キロストレートの最高速は290キロ。
本当にごくわずかだけど、速度が出るのはGT-Rのほう。
楽しさ ☆☆☆☆☆ 扱いやすさは素晴らしいけど、同じダウンフォース最大で比べると、GT-Rの足回りのほうがよりニュルでは安定しているように思える。
結局タイムではまだまだGT-Rも負けていないのは、やはり熟成度が高いからだろう。
Zに関しては、このマシンはデビューイヤーなので、更なる開発が進んだモデルにこそ、乗ってみたいものです。
それにしても、GT-RもZも、どっちも凄かった。
ちなみに2004年シーズン、同じZでも1号車のザナヴィニスモ Zは2年連続のシリーズチャンピオン。この22号車は第四戦の十勝スピードウェイで優勝を飾っているものの、残念ながらランキング9位に終わってます。
エンジン ☆☆☆☆ う〜ん、前回の乗り比べでも思ったけど、やっはりGT-Rに搭載されているエンジンのほうが良く感じるなぁ。
音もパワーの出方も。
ただし、もちろんこれはこれで抜群にいいエンジンであることは間違いない。
単に相対比較したからこの結果ってだけ。



カストロール トムススープラ(JGTC) '00
デンソーサードスープラGT(JGTC) '00
駆動方式FR 最高出力471ps 車重1100kg
タイム 6'17.598
(トムス)
6'18.691
(サード)
デフォルトのセッティングだとダウンフォースが低かった(20,40)ので前後MAX(50,70)にしてから走行してます。
一応このマシンのライバルというと00年モデルのNSXやGT-Rだと思うが、タイムを見る限りではGT-Rの勝ちである。
でもまぁ、スープラもさすがの完成度の高さ。難攻不落のニュルをまったくのストレスフリーで走ることが出来る。
全体的にごくごく微妙な差でGT-Rには負けたものの、このマシン自体の出来は良いと思いますぞ。
スウェーデン十字路は288キロ全開。2キロストレートの最高速は286キロ。
とりあえず、今回乗った2台のスープラに大きな差はありません。タイムも誤差の範囲。
楽しさ ☆☆☆☆ う〜む、これまた非常に乗りやすい。やっぱダウンフォースMAXだとGT500マシンはどれも素晴らしいね。
インプレッションなんだからなにか欠点を見つけたほうが記事にしやすいのだが、こいつは特に非の打ち所が無いや。
アシもいいし、よく曲がるし、よく止まる。
JGTCがいかに三大メーカーの接近戦なのかがよくわかります。
ただ、トムスのほうは2000年シーズンはランキング17位。サードのほうは12位とちょっとNSXやGT-Rと比べると成績は振るってません。
エンジン ☆☆☆☆ 1998ccの直列4気筒ターボ。
えーと、ほんと特に文句はありません。音もいいし、パワーもあるし、ニュルを走らせるのが楽しいね。
しかし書くことが無いや。ここまでコメントに困るとは思わなかったなぁ…。




エッソウルトラフロースープラ(JGTC) '01
カストロール トムススープラ(JGTC) '01
auセルモスープラ(JGTC) '01
駆動方式FR 最高出力471ps 車重1100kg
タイム 6'15.135
(エッソ)
6'16.618
(トムス)
6'14.471
(au)
デフォルトのセッティングだとダウンフォースが低かった(20,40)ので前後MAX(50,70)にしてから走行してます。
いや〜、01年型NSXやGT-Rとはほとんど互角。まさしく三つ巴の好勝負だ。
トムスのときだけちょっとミスしてしまったが、他意はない。
どれに乗っても大して変わらないでしょう。
とりあえず最後に乗ったauでベストが出たが、01年NSXのベストが6'14.221、GT-Rのベストが6'14.873だったから、差は無いに等しい。
どれに乗るか迷ったら、どのドライバーが好きかで決めればオッケーでしょう。
スウェーデン十字路は289キロ全開。2キロストレート最高速は288キロ。
楽しさ ☆☆☆☆ どこがどうとは分からないのだが、それでも00年モデルより微妙にタイムアップ。
一応進化はしているらしい。
乗り味もほとんど変わらないし、相変わらず楽に走れてタイムが出るマシンだ。
まさしくニュルでも優等生。DTMマシンと比べてもニュルへの適合度は負けてないね。
ほんと、日本の技術は世界一ィィィィィ!(意味不明)
ちなみに2001年シーズン、エッソは第二戦富士スピードウェイで優勝しているもののシリーズ7位。トムスは特に目立った成績が無く12位。auは2位2回、3位1回、4位1回とコンスタントにポイントを稼いでシリーズ優勝でした。
エンジン ☆☆☆☆ むー、分からん。00年モデルのエンジンとの違いが全然分からん。マナカナの違いくらいに判別不能だ。
排気量もパワーも一緒。出るタイムは微妙に01年モデルのほうが速いが、それがエンジンに起因するものなのかも判断できません。
まさしく乗り比べ泣かせというべきエンジン。
ま、速いし、音はいいのでこれといって欠点があるわけではない。


WOODONE トムススープラ(JGTC) '03
駆動方式FR 最高出力503ps 車重1100kg
タイム 6'09.839
6'09.447
6'07.910
デフォルトのセッティングだとダウンフォースが低かった(20,40)ので前後MAX(50,70)にしてから走行してます。
それにしても、こいつに乗ってしまうと、00年と01年のスープラが単なる引き立て役になってしまう。
つまり、それくらい03年モデルのスープラは非の打ち所が無い。
大排気量エンジンの余裕の走りにしなやかな足回り。そりゃぁタイムが出るのは当然って感じ。
スウェーデン十字路は297キロ全開。2キロストレート最高速は296キロ。
それにしても7秒台にまで入れてくるとは、恐れ入りました…。
楽しさ ☆☆☆☆☆ なるほど、スープラを正常進化させるとこうなるのか、というお手本のようなマシン。
大排気量のエンジンのおかげで走りの質は極上。
とにかくすべての面で、このマシンには余裕がある。
目を三角にして走らなくても、簡単にタイムが出るし、そこからさらにタイムを狙っても、まだまだマシンにはマージンが残っているような感じがするのだ。
つまり、それくらい懐が深いマシンに仕上がっているといえる。
困ったことにこれといって欠点が見当たらない。
驚きのタイムも出たし、まさしく03年もスープラとGT-Rは真っ向勝負だ。
2003年シーズンは、このマシンは第六戦ツインリンクもてぎでPPを奪うなどの速さを見せ、2位に二回入るなど全戦で入賞し、ポイントランキングで5位となっています。
エンジン ☆☆☆☆☆ もはや申し分ないとしか言えません。
パワーも音も余裕のある感じでまさしく大人のエンジン。
上質を知る人がニュルを楽しむための逸品といえよう。
とにかく一段高いギアで走っても違和感が無いくらいトルクはあるし、回転数はリニアに上がってくれるし、たいしたもんです。



総括

正直言って物凄く悔やんでいます。
前回の乗り比べで、ダウンフォースが最低だったことに気付いていれば、もっと早くこの企画が実現したことでしょう。
そして、GT500はやっぱり楽しいってことを私は改めて実感していたでしょう。

ま、それくらい今回の企画はここまでのあらゆる乗り比べの中でも、一番楽しかったです。
やってよかった〜♪
それに、これだけの数のマシンを、それぞれに最速タイム目指してニュルを攻め込むってことは、それだけ濃密な訓練になり、私の経験値が上がったってことです。
何度と無く走っているとその都度新しい発見もあり、ニュルの習熟度が相当増しました。
この乗り比べは練習としても非常にお勧めです。
NSXでもGT-Rでもスープラでもいいですが、年式の古いほうから順にニュルを走り、どんどん前のマシンのタイム(ゴースト)を抜いてレコードを更新していくという訓練は、ぜひ一度試してみて欲しいです。
本当にいい特訓になったと思います。
スーパーライセンスの最後を延々と練習するより、この方法でニュルに慣れると、多分一発でライセンスはゴールドタイムが出せるようになっているはずです。

さて、肝心のマシンの印象ですが、特にお勧めなのは01年NSXと03年GT-Rとスープラ、それに04年Zです。
でも、正直GT500マシンの完成度を考えれば、とにかくどれに乗っても楽しいです。
ぜひぜひニュルを堪能してみてください。

なお、各マシンのフォトですが、面倒だったので、丸の内に持って行き、最初に出てくるデフォルトの写真をそのまま撮っています。
本来なら皆様にフォトを提供してもらいたいところでしたが、時間の関係上こういう形を取りました。
それにしても、今回の企画、乗り比べのほかに休憩時間や記事の執筆時間を足すと、ほんとに丸々二日がかりでした。
トータル20時間くらいかかっているかも(笑)

それだけの労苦を費やしての記事ですので、ぜひ皆さん、疲れ果てた私へ愛のある拍手やコメントをください。



おまけ。
いつものごとく嵐を呼ぶAIレーサー、直江B続にも走らせてみました。
マイペースで走らせて、1周目に出たタイムで比較。
ARTA NSX '007'12.145
レイブリッグ NSX '007'10.768
カストロール無限NSX '007'11.857
Mobil1 NSX '017'04.798
ロックタイト無限NSX '017'04.204
TAKATA童夢NSX '037'04.029
ペンズオイル ニスモGT-R '997'07.066
ロックタイト ゼクセルGT-R '007'06.066
カルソニックスカイライン '007'05.174
ザナヴィ ヒロトGT-R '017'04.263
ペンズオイル ゼクセルGT-R '017'03.598
ザナヴィ ニスモGT-R '036'56.219
モチュール ピットワーク Z '046'56.066
カストロール トムススープラ '007'05.258
デンソーサードスープラGT '007'04.784
エッソウルトラフロースープラ '017'02.995
カストロール トムススープラ '017'03.249
auセルモスープラ '017'02.940
WOODONE トムススープラ '036'59.949

面白いことにB続だと00年NSXではレイブリッグが一番速い。私の感じたごく微妙な差はやはり存在しているのか?
そして絶対的なタイムはともかく、各車のタイム差については、私の出したものとそんなに変わらない。
私の乗りこなしも、いよいよコンピューターのように正確になってきたってことだろうか。
ちなみに、私が最速のタイムをたたき出した03年スープラだが、B続だと3番目のタイム。
やつもまだまだ乗りこなしが甘いようだ。


この企画、まだまだ続くぞ。


ご意見、ご感想、次に走り比べて欲しいマシンのリクエストなどありましたら、総合掲示板まで。

実車での活躍は『嵐を呼ぶレース参戦記』をご覧ください!

戻る