GT4 峠最強伝説


GT300クラス最速マシン決定戦



◇今回の出場マシン◇

スーパーオートバックス APEX MR-S '00
C-WEST レッツォ シルビア(JGTC) '01
ウェッズスポーツCELICA(JGTC) '03
ARTA ガライヤ(JGTC) '03
クスコスバルADVAN インプレッサ(JGTC) '03
雨宮アスパラドリンクRX7(JGTC) '04

ご存知のように、GT4ではこれらのマシンはプレカーでもらえません。
「なら買うしかないじゃないか」(声:石田彰)
じゃあ、買うにしても、どれが一番お買い得だろうか?
そりゃもちろん速いマシン。
さて、では一体どれが一番速いんだろう?
早速乗り比べだ。


スーパーオートバックス APEX MR-S '00
駆動方式MR 最高出力305ps 車重1125kg
タイム 7'20.515 最初に乗ったのがこれ。
ニュル4時間をアミューズS2000で走ったので、そのときの感覚が抜けてない。
アミューズS2000だと全開で行けない色々なコーナーをそのまま曲がれてしまってびっくり。
さすがはレーシングカー。
タイムはこれが基準になるので速いかどうかはこの後のマシンを見なければ分からない。
周回中に記録した最高速は258キロ。
楽しさ ☆☆☆ そこそこ。
ちょっとピーキーな挙動を見せるときもあり、特に一瞬でもコースの外にタイヤがはみ出すと、とたんに危険なスピンモードに突入する。
結局1周目と2周目にスピンしてしまったので、安心して乗っていられない。
4時間楽しく乗っていられるかどうか、というと途中で疲れて飽きそうな感じ。
エンジン ☆☆☆ これもまぁ、このあとの基準になるので、この点数。
ターボになっているので、官能的な高音は楽しめない。


C-WEST レッツォ シルビア(JGTC) '01
駆動方式FR 最高出力301ps 車重1150kg
タイム 7'21.675 なんとなくMR-Sと比べるとダウンフォースが足りてない感じ。
こう、地面に押さえつけられてるな、という安心感が伝わってこないので、どうしてもコーナー手前で躊躇してしまう。
結果MR-Sよりもコーナリングスピードが落ち、その分タイムに響いたかな?
ただ、序盤は多分MR-Sより速かったのだが、一度コースアウトしてしまい、それがロスになったと思う。
最高速は261キロ。ほとんどスピードの出方はMR-Sと変わらない。
楽しさ ☆☆☆ 楽しさ、という点ではMR-Sよりは若干上だが、誤差の範囲内だ。
この車には安心して命を預けられるような、地に足が付いた感じがちょっと足りない。
フロントタイヤの応答性というか、ハンドルをちょっと切れば機敏に反応するような、そんなレスポンスにも乏しい。
結構大きくハンドルを切らないと曲がってくれないのが、ストレスになってくる。
ただ、結構乗り方にもよると思うが、ドリフト気味に走らせれば、そこはシルビアなので、楽しいだろう。
ちょっとニュルではそういう走り方に挑戦する気にはなれなかった(笑)
あと、このマシンはよくタイヤが鳴る。
アンダーが出るぞ、というときに鳴るから、アクセルを離せばいいんだな、と分かりやすい。
逆に音が出ると、思い切って高速コーナーに全開で突っ込めないんだな…。
エンジン ☆☆☆☆ MR-Sよりは元気な感じの音で、私はこっちのほうが好きである。
聞いてても、頑張ってるな、という気になる。
ただ、いささかこちらの希望よりパワーが出てない感じがして、その点が若干不満。
回転数も7000回転に届かないのでもっと回って欲しい。


ウェッズスポーツCELICA(JGTC) '03
駆動方式FR 最高出力311ps 車重1050kg
タイム 7'06.035 このタイムは2周目で出したのだが、もう大満足なのでそこで終了。
MR-S、シルビアと比べると一目瞭然だが、レベルが違うね。
さすが坂東さんのチームが作ったマシンだ。
2003年シーズンに大活躍しただけの事はあり、素晴らしいの一言。
とにかく安定しているし、アンダーもオーバーも出ない完璧なハンドリング。
最高速も266キロを記録したぞ。
楽しさ ☆☆☆☆☆ 満点。
速いし楽しい。言うことなし。
上位クラスのレーシングカーにも挑んでみたくなるマシンだ。
エンジン ☆☆☆☆☆ これまた非常に私好み。
パワーの出方も素直だし、音もいい。
なによりタイムが出るんだから文句の出ようはずもない。


ARTA ガライヤ(JGTC) '03
駆動方式MR 最高出力323ps 車重1125kg
タイム 7'17.877 セリカに大きく差をつけられてしまった。
一番の原因はエンジンだろうか。最高速も253キロと非力さは否めない。
スタイルはいいのだが、2003年モデルなので、熟成がまだまだといったところか。
2004年モデルにこそ乗りたかったなぁ。
楽しさ ☆☆☆ う〜ん、セリカと比べてしまうと、全てにおいて劣っているからなぁ。
同じMR車だし、MR-Sを微妙にグレードアップしたような感じ。
あまりピーキーさは感じないから、その点は大人の乗り味。
エンジン ☆☆ 音だけ聞くと速そうなんだけど(^^;
レッドゾーンは7500回転なのに、なぜか7000回転を超えるとシフトアップの指示が出る。
実際レッドゾーンまで気持ちよく吹け上がってくれず、そこまで引っ張る気になれない。
結果、7000回転シフトのレブ縛りっぽくなっているのが残念。


クスコスバルADVAN インプレッサ(JGTC) '03
駆動方式FR 最高出力316ps 車重1100kg
タイム 7'12.386 う〜む、やはりセリカには及ばなかった。
非常に腰が据わっていて、ちょっとやそっとじゃ挙動が乱れない堅牢なマシンなので、乗ってて一番安心感があった。
やはり重心の低い、水平対抗エンジンを積んでいるおかげだろうか。
コーナリングも非常にスムーズだが、数値以上にマシンが重い感じがした。
クイックな挙動とならなかったのは、やはり車格のせいか?
最高速も258キロと、若干のパワー不足を感じる。
楽しさ ☆☆☆ 振り回して遊ぶ感じのマシンではない。
重厚に構えて落ち着いてラップを重ねるような印象。
耐久レースなんかでは疲れないかも。
しかし、ある意味チャレンジングスピリットを刺激しない、といえなくもない。
エンジン ☆☆☆☆ STi肝いりの水平対向ボクサーエンジン。
いかにもレーシングカーという感じのサウンド。この音も好きだなぁ。
まぁ、このエンジンの一番の利点は低重心にあるんで、パワーやトルクでの不満には目をつぶろう。
でもラリーカーに搭載されてるエンジンに載せ換えたい…。


雨宮アスパラドリンクRX7(JGTC) '04
駆動方式FR 最高出力324ps 車重1100kg
タイム 7'07.338 う〜ん、セリカにはごくわずかに及ばず…。
とはいえ、さすがロータリーの神様の作ったマシン。完成度は高いなぁ。
多分高速コーナーではセリカより速い。
でも低回転でのトルクで若干負けてるかな。
最高速は267キロ。これはこのクラス最速だ。
ただ、このマシンの一番の弱点が縁石。
乗り上げたときにフロントがガッコンと飛び上がってしまい、その後挙動を乱してしまうのだ。
綺麗なサーキットならともかく、ニュルで走るときにこれは大きなマイナス。
セッティングで手をつけるなら、もう少しフロントのサスをしなやかにしたいところ。
ただ、うまく乗ればセリカをしのぐタイムを叩きだせそうだし、やはりこのクラスは坂東と雨宮の双璧状態だ。
楽しさ ☆☆☆☆ 縁石を乗り越えるときの安定性が悪く、そこで☆ひとつ減点。
高速コーナーでの気持ちよさはセリカ以上だ。
スラローム区間なんかはスイスイ走らせることが出来、実に楽しい。
まさに最強のコーナリングマシン。
しかしまぁ、セリカより若干ピーキーかな…。
エンジン ☆☆☆☆☆ もちろんロータリーの神様が作り上げたレーシングエンジンなのだから、満点でしょう。
クラス最高速も記録したし、どこまでもパワーを搾り出せそうなエンジンだ。
エンジン音もしびれるね。実際2003年もてぎに本物のJGTCを見に行ったことがあるけど、一番いい音を奏でていたのがこのマシンだった。
ロータリーサウンドはやっぱり最高。



総括

セリカとFDの二強はやはり速かった。
縁石の高いニュルなのでFDが若干攻め切れなかったところもあるが、この二台の実力は伯仲していると思う。
持ち込むサーキットによって、最速の座が入れ替わることもあるだろう。
FDはやはりピーキーさが顔を出すが、そこを面白いと思える人には最高のマシンだろう。
セリカは多分誰が乗っても速く走れるマシン。
一応このクラスでの私の一押しはセリカだ。間違いない。

おまけ。
嵐を呼ぶAIレーサー、直江B続にも走らせてみました。
マイペースで走らせて、1周目に出たタイムで比較。
MR-S:7'46.878
シルビア:7'53.987
セリカ:7'41.797
ガライヤ:7'40.901
インプレッサ:7'49.364
RX-7:7'44.072

あれ? B続はガライヤが最速?
う〜む…。不思議だ…。MR-Sのタイムも悪くないし、直江B続氏はMR車がお好きなのだろうか。
ま、所詮AIのやることなので、深く考えないでおく。

この企画、まだまだ続くぞ。



和風美人。上津芹香さん。

ご意見、ご感想、次に走り比べて欲しいマシンのリクエストなどありましたら、総合掲示板まで。

実車での活躍は『嵐を呼ぶレース参戦記』をご覧ください!

戻る