グランツーリスモ4


◇実録『嵐を呼ぶGT4プレイ日記』◇


「ニュル4時間耐久挑戦記録」



最終更新日1月31日
日数コメント残金
1月31日更新
ニュルブルクリンク4時間耐久
(3年目の)
10月1日
2005年1月30日(日)。
嵐を呼ぶレーサー、直江雨続の部屋にて、とあるイベントが始まろうとしていた。
そう、ついにニュル4時間にA-specで挑戦するときが来たのだ。
もちろん、一人でやるには体力的につらいし、集中力も続かないので、現実の耐久レース同様、仲間が必要だ。
仲間…。
脇阪寿一にとっての、飯田章。
アイルトン・セナにとっての、ゲルハルト・ベルガー。
オスカー・フォン・ロイエンタールにとっての、ウォルフガング・ミッターマイヤーに匹敵するような、心強いパートナーが必要なのだ。
そこで私は当然のごとく、kyu氏に協力を要請。快く引き受けてもらい、日曜日のこの日、私の家に来てもらったのである。
場所、人、時間。これらが揃ったところで、次なる課題。
そう、我々が乗るマシンの選定である。
無論、4時間をともに戦う以上、楽しく、乗りやすいマシンが必要不可欠。
そこで、厳正なる審査の末、私が選んだのが『アミューズS2000 R1 '04』、通称“魔王S2000”だ。
何故魔王なのかは、『土屋圭市Hot Vertion』の峠最強伝説シリーズを見てもらうとして、ともかく峠で最速のチューニングカーの代名詞が、このアミューズS2000なのである。
そしてニュルといえば峠(みたいなもの)。
峠の魔王にご出陣いただこう。
ちなみにお値段は1500万。DTMの賞金で買えちゃいます。
それにスポーツタイヤのハードとミディアムを購入。
レースではハードを装着するが、場合によってはミディアムを使うかもしれない。
馬力を上げるとA-specポイントが下がっちゃうので、オイル交換はしないでそのまま持っていく。
263ps、1120kgの状態。提示されたA-specポイントは133点だ。まずまずの難易度である。
なお、今回の耐久を走るのは以下の面々。

フォード フォーカスRS '02
シボレー コルベット グランドスポーツ '96
日産 スカイライン GT-R V-specU '00
ホンダ NSX TypeS '01
アウディ RS 4 '01
アミューズ S2000 R1 '04

実時間で日曜日の14時15分スタート、スタートドライバーはkyu氏。
ちなみに、この日のため、kyu氏と私はニュル断ちして、練習は一切していない。
限りなく初めてニュルを走るのに近い状態、かつはじめて乗るマシン、という状況で4時間走るとどれだけうまくなるか、というテストも兼ねている。
さて、ではレーススタート。

--ここからkyu氏パート--

1周目:スタートしてしばらくはライバル集団の中で、抜いたり抜かれたり。しかし、1度コースアウトしてスピン。だいぶ遅れてしまい、この周は結局6位で終えている。
う〜む「遅いじゃないか、ミッターマイヤー」
この周のタイム:8'50.200

2周目:じわじわライバルに追いついてきた。致命的なスピンなどもしなくなり、アウディ、GT-R、コルベットの3台をパス。3位に浮上した。なお、この周NSXがフォーカスを抜いてトップに浮上。邪魔者がいなくなり、快調にリードを広げている。
この周のタイム:8'24.538

3周目:フォーカスを抜いて2位。だいぶミスが減った。NSXは9秒差で逃げている。追いつけるのだろうか。
この周のタイム:8'15.089

4周目:頑張って走るが2位のまま。NSXは13秒先。差が開いた…。
この周の終わり、アウディ、フォーカスはピットイン。
この周のタイム:8'14.247

5周目:アーレムベルク手前、スウェーデン十字路でコースアウト&スピン。差が30秒に。というか、その後もコースアウト連発。集中力が切れてきたか? NSXはこの周ピットイン。でもこちらの前でピットアウトし、トップのままコースに復帰してしまう。頭を抑えられなかったのは痛い…。こちらの後方ではGT-Rもピットイン。
この周のタイム:8'29.327

6周目:ピットアウトしたNSXを猛追。どうやらNSXはまだタイヤが温まっていないらしく、ぐいぐい差が詰まる。カルッセルでインからパス。トップに浮上した。しかし、タイヤが厳しくなってきた。この周で、こちらもピットイン。
この周のタイム:8'36.101

7周目:第一スティント終了。ここでドライバーチェンジの予定だったが、kyu氏が夢中なので、そのまま交代せず。というわけでkyu氏にミッション。次のピットインまでにNSXを抜いてトップに立っておくように(笑)。なお、ピットアウトしたらNSXは21秒先。1周して戻ってきても差は変わらず。さぁ、果たして追いつけるのか? この周コルベットがピットイン。
この周のタイム:8'17.239

8周目:ピットに入って気分転換になったのか、集中力が増してきたようだ。見違えるような走りを見せ、ほぼノーミス。タイムもあっさり8分10秒を切った。でもNSXは18秒差。詰めているが、厳しい。この周アウディがピットイン。
この周のタイム:8'07.821

9周目:だんだんニュルの走り方が分かってきたようだ。更にベスト更新。NSXに14秒差と、だんだん追いついてきている。ということはNSXは8分10秒前後のペースで走行しているようだ。
この周のタイム:8'06.044

10周目:NSXはこの周の終わりでピットに入る。ということはNSXのタイヤは後半になるに従ってグリップが低下し、ラップタイムが落ちてくる、これは、差を詰める最大のチャンス。というわけで、kyu氏にはハードプッシュの指示を送る(笑)。最後の区間でNSXとの差が10秒。そしてNSXはピットへ。
この周のタイム:8'05.860

11周目:NSXのピットインの隙にトップへ。そして逃げる。指示は相変わらずハードプッシュだ(笑)。1周終わってNSXを34秒引き離した。このままのペースなら、次にこちらがピットに入ったときにトップで戻れる。
この周のタイム:8'05.954

12周目:さぁ、これがピットに入るラップ。こちらのタイヤも徐々にきつくなってくる。心配は的中し、プッランツガルテン(植物園)コーナーで久々にスピン。若干タイムを損したが、NSXの前に出られるか?
この周のタイム:8'37.476

--ここから雨続パート--

13周目:さぁ、満を持して嵐を呼ぶレーサーが出陣。ピットを出るとトップだった。NSXとは10秒差。もちろんこれがはじめて乗るマシンだし、アウトラップなので若干おっかなびっくり走る。やや調子が出てきたと思ったら修道院の丘でコースアウト。なんとかスピンはせずにコースに復帰したので、それほどタイムロスはせずに済む。その後は、若干はみ出したりもするも無事に戻ってきた。
この周のタイム:8'14.176。

14周目:コースアウトが効いたのか5秒差まで詰められる。しかしだんだんマシンの走らせ方も分かってきたし、コースにも慣れてきた。修道院の丘も無事にクリアし、NSXとの差は9秒に広がる。国内A級卒業試験で走った、通称“FD区間”でリズムを崩しややタイムロスしたが、後半の最長ストレート区間手前では11秒差とリードが広がり始めた。そしてここでkyu氏のベストを更新し、ここまでのファステスト。
この周のタイム:8'05.296

15周目:しかし2kmのストレートでは圧倒的な速度差もありNSXとの差は8秒6と詰められている。だが、テクニカルなセクションでは魔王の力を存分に引き出す。調子が出てきたので狐のパイプで最高速チャレンジだ。イン側を豪快にカットして時速200キロで脱出! ツバメの尾で20秒まで差を広げる。さらにタイムを更新。この周でNSXがピットイン。
この周のタイム:8'02.850

16周目:ピットアウトしてきたNSXとの差は、アーレムベルクコーナーで27秒。もう安全圏だ。だが、嵐を呼ぶレーサーはニュルを攻め続ける。目標は8分切り。国産市販車で8分を切るというのはニュルのひとつのボーダーなのだ。結構難しいかな、と思ったのだが、あっさり出た(笑)
この周のタイム:7'57.277

17周目:意外とあっさり目的を達成し緊張の糸が切れたらしい。小さいミスやスピンには到らないにしても、何度かコースアウトをしてしまう。それでもNSXとの差は広がる一方。もはやRの付かないNSXなど敵ではないわ! さらにフォードフォーカスRSをパス、周回遅れに。どうやらこの車ピット回数が多いらしい。
この周のタイム:7'58.599

18周目:さぁ、8分の壁を破ってひとまず目的を達成したので、1スティントでドライバーチェンジ。この周も逃げに逃げ、NSXとの差は1分25秒にまで広がっている。といったところでピットイン。
この周のタイム:8'17.378

--ここからkyu氏パート--

19周目:ドライバーチェンジ。ピットアウトしてもNSXははるか後方、1分37秒差。しかし、コースを忘れたのか、序盤はコースアウトを連発。後半は調子が出てきて挽回。NSXは1分15秒差。
この周のタイム:8'12.758。

20周目:何を思ったのか狐のパイプをノーブレーキで進入。本人曰く「最高速チャレンジ面白い(笑)」ラインはよかったが220キロで進入したのでその後止まりきれず(笑)。さらに、国際A級卒業試験のFD区間、最初の高速スラロームで縁石に乗りすぎスピン。そこでリズムが崩れたか、更に2つ後の右コーナーでもコースアウト、スピン。この周の終わり、NSXがピットイン。
この周のタイム:8'19.428

21周目:ここ2周でかなり苦戦。「8分切るのは夢のまた夢だな…」などと呟きつつ、果敢に攻めていく。
この周のタイム:7'57.434
と、見事目標達成! あっさり現実になってます(笑)

22周目:NSXはもう2分後ろ。GT-Rを周回遅れに…、するときにかなり邪魔される(笑)。さらに、アウディも周回遅れ。
この周のタイム:7'59.539

23周目:序盤でコースアウト。にもかかわらず…
この周のタイム:7'53.778
ここまでのベスト。ファステスト。嵐を呼ぶレーサー、敗れる(!)

24周目:NSXは2分30秒後方。完璧な安全圏だ。さっきはここまでのファステストを叩き出し大満足。この周はピットに入るインラップなので、ちょっと気がゆるんでます(笑)。コースアウト連発。後半一度スピン。
この周のタイム:8'31.782

--ここから雨続パート--

25周目:前半区間でちょっと走り方を変えてみたり、ちょっとコースアウトしてみたり(笑)。やはり交代して最初の周はリズムが全くつかめず、何度もコースアウト。だが、コースアウトするということは、それくらいぎりぎりで攻めている、ということだ。次の周からが勝負である。
この周のタイム:8'03.981

26周目:7分56秒台だった。あれ? 思ったよりタイムが伸びてない……。
次こそベストラップを狙うぞ。
この周のタイム:7'56.148

27周目:嵐を呼ぶレーサーの意地が爆発。ついにkyu氏の出したベストラップを更新!
タイヤも温まってきたし続けてベスト更新を狙うぞ。
この周のタイム:7'52.767

28周目:狐のパイプを200km/hで抜け、アーデナウの森もミスなくクリア。これはタイムが期待できる。
この周のタイム:7'50.982。ベスト更新!

29周目:さらにタイムアップをはかり、攻め続ける。そしてここまでのファステストを叩き出した。この周が終わった段階で3時間57分経過。
この周のタイム:7'49.547

30周目:さてこの時点で残り3分を切っているので、この周で抜かれなければ(笑)優勝だ。
とはいえすでに4分以上2位のNSXを離しているため退屈な周回。あまりに退屈なので高速コーナーで全開チャレンジ(笑)。
当然コースアウトしまくる。
まぁしかしこういうチャレンジ精神が新たなベストラップを生むのだ(笑)。
小さなコーナーではドリフトにもチャレンジするが、このマシンはリアのグリップがいいため、タイヤが空転を続けてくれない。
じゃあフェイントモーションだとどうなるだろう? 
おお? 速いしこれは楽しいぞ! まぁしかしこの周はもともとインラップだし、いい具合にグリップがなくなってきたからこその芸当だろう。
何気に魅せる走りを繰り広げつつ、やっぱり失敗してコースアウトしつつ、楽しく周回。そして栄光のチェッカーへ。

おめでとう、ありがとう。kyu氏と喜びを分かち合う瞬間である。
「いや〜、想像以上に楽しかった!」
実際もう一つの目的である、我々二人のタイムの上昇もかなり顕著。
kyu氏:8'50.200から7'53.778へ、1分近いタイムアップ。
直江雨続:8'14.176から7'49.547へ、25秒もベストを更新。
4時間のニュル、これは相当な経験になる。
大満足!

最終順位。
1位:アミューズS2000。30周
2位:ホンダ NSX TypeS '01
3位:シボレー コルベット グランドスポーツ '96
4位:アウディ RS 4 '01
5位:日産 スカイライン GT-R V-specU '00
6位:フォード フォーカスRS '02


こうして、私とkyu氏の夢の(?)タッグにより、ニュル4時間は無事優勝という結果で締めくくった。
それにしても、今回使った“魔王”アミューズS2000は、これまでGT4で乗ったどんなマシンよりも素晴らしかった。
4時間といわず、8時間でも24時間でも走り続けたくなるような、中毒性のあるマシンといえよう。
この楽しさはやみつきになりそうだ。

というわけで、直江雨続からの提案だ。
今回使ったアミューズS2000は、お店で買った状態のまま、スポーツタイヤのハードを履かせ、ドライビングアシストを全部0にして走っている。
同じ条件で君もニュルを走ってみては如何だろうか?
4時間走ったとき、7'49.547を越せるタイムを出すことが出来るかどうか、試してみて欲しい。
無論、タイムを狙うだけでなく、この“魔王”S2000を思う存分操ってみて欲しい。きっと楽しいはずだ。
挑戦したら、ぜひ掲示板に結果を報告して欲しい。
待っているぞ!

561,617,400
10月4日 この先は「B-spec中級上級編」へどうぞ。
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続く。

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