GT4 峠最強伝説


最速のドリームマシン決定戦その2



◇今回の出場マシン◇

パガーニ ゾンタ LMレースカー '01
ジャガー XJ220 LMレースカー '01
カマロ LM レースカー '01
フォードGT LMレースカー '02
フォードGT LMレースカー SpecU '04

最強ルマンカー決定戦その3では、現実に存在するルマンカーを走り比べたが、今回はGT4の中にだけ存在するドリームマシンに乗ってみよう。
だいぶ前に国産マシンのドリームマシンで競ってみたので、その外車版という位置づけ。
注目はやはりカッコいいゾンタと、GT4のオープニングを飾っている看板車のフォードGT LMレースカー SpecU '04かな。
期待をこめつつ、いざ勝負。


パガーニ ゾンタ LMレースカー '01
駆動方式MR 最高出力661ps 車重1150kg
タイム 6'11.722
6'10.314
6'05.334
乗った瞬間から、コーナーをひとつ曲がった瞬間から、「こいつは楽しい!」と思える数少ない一台。
タイムも3周目にすごいのが出た。軽く6分5秒台とは恐れ入る。
それでいて、もっと走っていたいなぁ、と名残惜しさすら感じてしまった。耐久向けか?
見た目にはマクラーレンF1あたりといい勝負になりそうな感じ。
ただ、若干こちらのほうがギア比がワイドなのと車重が200キロ重いせいで、スピードの伸びでは負けている。
ただ、乗った感じではまだまだタイムは伸びそうなので、もっと腕を上げて再挑戦すれば夢の6分切りも視野に入ってくるかも。
楽しさ ☆☆☆☆☆
☆☆
素晴らしいね。速いし楽しいし、文句なしでしょう。
ほんの少しだけオーバーステアが顔を出すが、それがいい方に働いて、どのコーナーでもリズムに乗って気持ちよく走ることが出来る。
たとえば、アミューズ S2000 ストリートバージョンと似た感じの乗り味で、前に荷重を移してステアリングを切り込むと、実に自然な感じでリアが出て、アクセルで曲げていける。
若干だけどピーキーさも残っているので、うかつに縁石とかには乗らないほうがよさそう。
その辺の危うさと楽しさが、このマシンをニュルで走らせる面白さを倍増させてくれる。
ツボにハマれば、とてつもなく速く、かつカッコよくニュルを一周出来るマシンだ。
スウェーデン十字路は320キロ全開。
最高速は325キロだが、ギアはまだ余裕があったので、もうちょっとクロスにしたい。
エンジン ☆☆☆☆☆ このエンジンは音がいいね。
メルセデスのV12自然吸気エンジン。
ナレーションによると排気量は6リッター。
非常にレスポンスがよく、マシンのバランスともあいまって、超高速でのドリフトコントロールも何のそのだ。


ジャガー XJ220 LMレースカー '01
駆動方式MR 最高出力550ps 車重1180kg
タイム 6'27.560
6'25.835
6'23.780
なるほど、このマシンに乗って気付いたが、ゾンタはレスポンスがいいんだ。
シャキッ、シャキッとこちらの操作に機敏に反応してくれるから、乗ってて一体感があるし、楽しいのだ。
で、このジャガーは、いささかそれと比べるとレスポンスが鈍く感じる。
乗りやすいし、ミスをほとんどしないで走れるのだが、それゆえ退屈でかったるい。
ともあれ、3周で、2秒ずつタイムアップしたので、ミスなくコンスタントにタイムは縮められた。
そこは評価したい。
楽しさ ☆☆ というわけで、ゾンタの後に乗ってしまうと、いまいちパッとしないマシンだな、と思ってしまう。
最高速308キロ。スウェーデン十字路300キロ全開。
マシンの挙動は常にこちらの予測の範囲内なので、余裕を持ってコントロールできる。
ただし、それはつまりあっさり乗りこなせるということなので、上級者には物足りないかも。
エンジン ☆☆ V6 3.5リッターのDOHCターボ。
550psという数値以上に非力に感じてしまった。
つまり、それがかったるさの原因か?
マシンもそれほど良くないし、高得点をあげる理由が無い。


カマロ LM レースカー '01 
駆動方式FR 最高出力601ps 車重1160kg
タイム 6'28.404
6'20.848
6'17.289
まぁ、なんというか、あんまり個性のないマシン。
シボレー コルベットあたりとライバルになる感じだが、タイムも拮抗している。
基本的にマシンは安定重視の弱アンダー気味なので、平均的にすべての区間で乗りやすい。
ブレーキも思った以上に良く効くので、安全確実に走れるレーシングカーに仕上がっている。
いわば、初心者向けの入門車的な位置づけ。
楽しさ ☆☆☆ まぁ、普通です。
普通としか言えない所が没個性なのだが、しいて言えばデフォルトのセッティングだとギア比があっていない。
ニュルでも5速しか使わないので、もっとクロスして6速全開まで合わせてあげたい。
足回りは結構ソフトに仕上がっているようで、ニュルのバンピーな路面でも平気へっちゃらだ。
その点も、初心者向けかな。
スウェーデン十字路は306キロ全開、最高速は312キロ。
エンジン ☆☆ 5.7リッターV8 OHVターボ。
でも601psという数値ほどにはパワーが出ている気がしないのはなぜだろう。
エンジン音もこれといって、アドレナリンを誘発する感じではない。


フォードGT LMレースカー '02
駆動方式MR 最高出力615ps 車重1140kg
タイム 6'25.899
6'15.765
6'12.629
なかなかにじゃじゃ馬なので、乗りこなすのは大変かも。
弱オーバーのアシなので、ゾンタと同じキャラクターかな。でももう少し過激。
それゆえ、腕さえあればすごいタイムが出そうな感じではある。
3周くらいでは、実力を引き出せないか…。
楽しさ ☆☆☆☆ ゾンタほどの感動はないが、それでも乗りこなせば結構楽しい。
本当にうまい人が走れば、すごく派手なリプレイが撮れそう。
挙動はピーキーだけど、路面の凹凸に対してそれほど跳ねないので、がんばって攻め込もうという気にさせてくれる。
スウェーデン十字路は318キロ全開、最高速327キロ。
エンジン ☆☆☆☆ 5.4リッターのV8スーパーチャージャー。
コンプレッサーの音がギンギンに響いてます。
ターボ圧のゲージがないから、NAエンジンかと思うんだけど、トルクあるしさすがスーチャー。
すごく扱いやすい感じで、パワーが出てきます。


フォードGT LMレースカー SpecU '04
駆動方式MR 最高出力615ps 車重1130kg
タイム 6'12.839
6'10.722
6'07.472
出ましたスーパーラップ。6分7秒台。
同じフォードGTの'04年モデルだが、正直驚いた。
この乗り比べ企画で乗ったレーシングカーの中で、一番乗りやすいかもしれない。
'02年モデルと比べると、リアの限界が格段に上がっていて、全然挙動が乱れないし、どこまで攻めてもニュートラルなステアをキープしてくれてる。
路面のギャップにも強いし、ミスしてもリカバリーがしやすいため、タイムがコンスタントに並ぶ。
それこそGT300クラスのマシンを操る感覚で走れるくらい簡単。そしてたたき出すタイムは想像以上に速い。
さすがは山内プレジデント肝煎りの一台。GT4の看板マシンなだけはある。
ちなみにブログに動画を載せてみました。
動画を見る

楽しさ ☆☆☆☆☆
☆☆
強いて言うならば'02年モデルのほうが、ねじ伏せる楽しみは上なのだが、トータルで考えればやはりこのマシンは想像以上によかった。
ニュルブルクリンクのコースと、これほど相性のいいマシンも他にないだろう。
まさにGT4の顔、“ニュルの申し子”だ。
スウェーデン十字路318キロ全開。最高速324キロ。
しかし、6分10秒を切るラップでも、実にイージーに走れた。
またしても前言撤回、初心者はカマロ LMではなくて、最初からこいつに乗ったほうがいい。
エンジン ☆☆☆☆☆ 5.4リッターV8のDOHCスーパーチャージャー。
'02年モデルとパワーはまったく一緒だが、このマシンの限界がはるかに高いため、よりパワーを生かせるようになった。
615psをこれほど簡単に操れるマシンも数少ないだろうということで5点満点。



総括

とりあえず、ゾンタとフォードGT SpecUは甲乙付け難い出来のよさ。
セットで“ドリームマシンの双璧”という称号をあげちゃおう。
でもキャラクターは正反対に近く、万人受けするフォードGTと、上級者にぴったりのゾンタって感じかな。
ま、どちらも楽しいんだけど。
問題は、ゾンタを手に入れるにはミッションレース21〜24をクリアしなければならないことと、フォードGT SpecUは難関グランツーリスモ・ワールドチャンピオンシップを優勝しなければならない点。
ゲームを始めたばかりの状態では、すぐに乗れないのが残念。
あと、本当にマシンコントロールに自信がある人は、02年モデルのフォードGTでの走りこみもいい練習になると思う。
教習車として、フォードGTはどちらも本当にお勧めです。


恒例の直江B続タイム。
ゾンタ LM:6'35.870
ジャガー:6'54.965
カマロLM:6'59.467
フォードGT'02:6'45.784
フォードGT'04:6'45.998

まぁ、こんなもんか。
あまり私のタイムとはあっていない感じだが、意外なのは02年モデルのほうが04年よりタイムが若干いいってことか。
おそらく最高速が伸びる分、02年モデルに分があったのだろう。


余談。

さて、国産ドリームカーの乗り比べは2月に行ったのだが、そのときの最速は日産 GT-R コンセプト LMレースカー '02でタイムは6'12.350だった。
このタイムだと、ゾンタ LMやフォードGTよりだいぶ遅いが、本当だろうか?
そこで、念のためもう一度GT-R LMで走ってみたら、出たタイムは6'04.744。
あれ? あっさりドリームカー最速?
8秒ほどタイムアップしてたり…。
う〜む、2月の私と8月の私ではこれくらい腕に開きがあるってことらしい。
こりゃ、どっかのタイミングで、昔の走り比べは全部タイムを取り直したほうがいいかもしれないな…。


そんなわけで、この企画、まだまだ続くぞ。


この流麗なスタイリング、ラスベガスの夜に良く似合う。ゾンタ素敵だよゾンタ。
ご意見、ご感想、次に走り比べて欲しいマシンのリクエストなどありましたら、総合掲示板まで。

実車での活躍は『嵐を呼ぶレース参戦記』をご覧ください!

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