GT4 峠最強伝説


D1GP最速マシン決定戦・リベンジ



◇今回の出場マシン◇

BP FALKEN RX-7(D1GP)'03
HKS GENKI ハイパーシルビア RS2(D1GP)'04
BLITZ ER34 D1 spec 2004(D1GP)'04

2005年2月3日、第二回目の『GT4 峠最強伝説』として、私が乗り比べたのがD1マシン3台
しかし、結果はひどいもので、一度としてスピン、コースアウトしないでまともに走らなかった。
まさしく、当時の私にとって、D1マシンを乗りこなすことは至難の業だった。
それから1年半。今の私が乗ったら果たしてD1マシンはどれくらいのポテンシャルを発揮してくれるんだろうか?
ニュル1000周の経験を今ここに。


BP FALKEN RX-7(D1GP)'03
駆動方式FR 最高出力410ps 車重1230kg
タイム (7'34.926)
7'14.816
7'13.775
7'12.154
2003年の村尾慎吾選手のマシン。
スウェーデン十字路は240キロ程度でクリア。2キロストレートでの最高速は285キロ。
なんというか、前回の私は居眠り運転でもしていたのだろうか(笑)
驚きの22秒タイムアップである。
楽しさ ☆☆☆☆ ちょっと意外だったのが、低速時にアクセルを全開にしたときのホイールスピンの少なさ。
一応デフォルト状態でもダウンフォースが効いているので案外トラクションは良いらしい。
コーナーでもタイヤがちゃんと粘ってくれるので、そんなに怖い思いをせずに走りきれた。
足回りもしなやかで、縁石に乗っても挙動が乱れにくいし路面の凸凹も怖くない。
なんとまぁ、チューニングカーとして見ても、そこそこ速く、乗りやすいいいマシンって感じである。
D1マシンのポテンシャル恐るべし。
エンジン ☆☆☆☆ エンジン本体はノーマルだが、タービンやコンピュータがHKS製ってことで、かなり手が入ったチューニングがされている。
そんなわけで、ちょっとワイド気味の5速ミッションともマッチしていてずいぶんと扱いやすい印象。
何と言っても、ハチャメチャなホイールスピンを誘発しない程度のパワーの出方がいい感じだ。
ロータリーサウンドも心地よいし、なかなか好ましいエンジンだ。
では、恒例の(?)0-400テスト。D1マシンの強烈なホイールスピンを抑制すべくTCS1で走ってます。
7000回転シフト:13.482
7250回転シフト:13.344
7500回転シフト:13.348
7750回転シフト:13.238
8000回転シフト:13.176
8250回転シフト:13.166
8500回転シフト:13.185
ってことでレッドゾーンの8000回転よりちょっとだけ多く回してやるのがよいようです。


HKS GENKI ハイパーシルビア RS2(D1GP)'04
駆動方式FR 最高出力483ps 車重1130kg
タイム (7'28.214)
7'04.680
7'03.747
7'00.054
D1GP初代王者、谷口信輝選手のマシン。
さてさて、ぎりぎり7分の壁を敗れなかったものの、GT300マシンとほぼ互角くらいのタイム。
これは速いねぇ。しかも、前回から比べると驚きの28秒アップ。
ちなみに、前回のコメントでギア比を変えたいとか書いていたが、このマシンはギア比を変えられない仕様らしい。
ってことで、どうやったって240キロ位でレブに当ってしまう。
最高速は247キロ、スウェーデン十字路も240キロくらいで全開クリア。
楽しさ ☆☆☆☆ コーナーへの進入で程よくリアが出てくれるので、流れるようなスムーズなコーナリングを堪能できる一台。
しかも適度にダウンフォースが効いているおかげか、高速コーナーの出口でもリアが粘ってくれる。これは安心できる。
楽しいし速い。昔ならいざ知らず、今の私にはニュルの面白さをとっても堪能できるマシンだ。
あんまり角度をつけすぎるとそのままおつりをもらって吹き飛ぶのでゼロカウンタードリフト走法がニュルでのたしなみ。
もちろんラフにアクセルを操作するとたちまちパワーオーバーが出てしまうが、そこは黄金の右足でコントロールすればオッケー。
若干縁石で跳ねる点が気になるけど、まさしくD1マシンって感じでニュルでもドリドリ楽しく走れます。
エンジン ☆☆☆☆☆ ちょっとアクセルを開けるとすぐにドリフト状態にもっていけるレスポンスのよさは健在。
マシンも結構軽いので、クイックな挙動を楽しめます。
どうしてもギア比がクロス過ぎる点をもったいないと思ってしまうが、3速でも4速ホールドでも平気で低速コーナーから立ち上がれるなど、トルクの太さはすごい。
一旦こいつに乗ってしまうと、逆にBP FALKEN RX-7のワイドなギア比での加速具合がかったるく感じてしまうかも。
音もいいし、乗ってて楽しいぞ。
それじゃ、こいつもテストコースで0-400に挑戦。条件はFCと同じ。TCS1でやってます。
6500回転シフト:12.552
6750回転シフト:12.456
7000回転シフト:12.423
7250回転シフト:12.435
7500回転シフト:12.437
7750回転シフト:12.378
8000回転シフト:12.444
う〜む、FCより0.8秒も速い…。シフトのタイミングは7750回転くらいが良いようです。


BLITZ ER34 D1 spec 2004(D1GP)'04
駆動方式FR 最高出力476ps 車重1180kg
タイム (7'22.120)
7'06.475
7'04.444
7'01.756
のむけんこと野村謙選手のマシン。
シルビアと比べ6速ミッションの効果で最高速291キロを記録するなど、直線でタイムを稼げた。
しかし、ダウンフォースが無いため高速コーナーでリアの挙動が突如乱れるなど、かなり怖い。
トラクションは良いのだが、横方向にタイヤが粘ってくれない感じ。
シルビアがパワーオーバーでドリフトするのと比べ、こいつはコーナリング中に勝手に慣性ドリフトになってしまう。
2キロストレートでの最高速は291キロ。スウェーデン十字路は怖いので230キロくらいでクリア。
結果的にシルビアに1秒強離されたが、しかし、誤差の範囲内かも…。
もし、ウィングをつけたなら、間違いなくシルビアより速くなるでしょう。
楽しさ ☆☆☆ 以前乗ったときと比べると、ずいぶんと“怖い”マシンだな、という印象。
限界ぎりぎりでニュルを攻めると、突如リアタイヤがグリップを失って滑り始めてしまう。
もう少し粘ってくれれば安心して全開で走れるのだが、特に後半のプランツガルデン以降のガタガタ全開ダウンヒル区間では生きた心地がしない。1周目はそこで横を向いてしまいタイムロス…。
2速くらいからアクセルを開けてもトラクションがよく、ホイールスピンはしにくい感じだが、そもそもの限界が低いのではニュルには向かないかも。
ま、タイヤが粘らないからこその慣性ドリフト向けのマシンなのかもしれないが…。
そんなわけで絶対的なコーナリングスピードはシルビアのほうが10キロくらい速いかな。
タイムがほぼ互角なのは、6速ミッションのおかげ。
エンジン ☆☆☆☆ 前回評価したようにこのエンジンの音は、尺八とかフルートを吹いてるような感じ。
でも、何度も乗っているとそれが普通に聞こえてきた(笑)。
スカイラインらしくトラクションの化け物…、とまでは行かないが、アクセルをそこそこラフに扱っても、リアタイヤは空転しにくく、そこは好感触。
ニュルのすべてのコーナーでの限界をきっちり知り尽くした上で攻め込むには非常に向いているかも。
多分このマシンは初心者と超上級者向けなのでしょう。
それじゃ、これも0-400テスト。TCS1です。
6500回転シフト:12.944
6750回転シフト:12.844
7000回転シフト:12.736
7250回転シフト:12.728
7500回転シフト:12.685
7750回転シフト:12.639
8000回転シフト:12.544
おっと、のむけん号はぎりぎりまで引っ張ったほうが速いらしい。
読者の皆さんも何かの参考にしてくださいませ。



総括

てことで、1年半前と比べ、FCは22秒、シルビア28秒、ER34で20秒のタイムアップ。
GT300のときもそうだったけど、腕が違うと、こうもタイムに反映されるものかと改めて実感。
なにより、前回はおっかなびっくりだったのに、今回はほぼマシンを制御下においてニュルを縦横無尽に走らせることが出来た。
特にシルビアの暴力的なエンジンと、その割に高速コーナーで粘ってくれる足回りは非常に面白かったです。
昔は出来なかったことが今は楽勝でこなせるようになっている。
これこそが、成長の証。そしてGT4でニュルを走りこむ醍醐味。
皆さんもぜひ。


おまけ。
せっかくのリベンジ企画なので、のむけん号にウィングを装着してもう一度。
F34,R35のダウンフォースが発生しました。ってことは、ノーマル状態のダウンフォースはF4,R5ってことかしら?
で、出たタイムが6'50.927(!)
やはり、リアが粘るようになり、高速コーナーのスピードが段違いになったのが大きい。
非常に乗りやすいし、出たタイムもGT300クラス以上です。
この状態なら楽しさ☆☆☆☆☆ですな。
ってことで、のむけん号にはウィングをつけて走ろう。

この企画、まだまだ続くぞ。


ご意見、ご感想、次に走り比べて欲しいマシンのリクエストなどありましたら、総合掲示板まで。

実車での活躍は『嵐を呼ぶレース参戦記』をご覧ください!

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